♨ ラムネ温泉館
大分県竹田市直入町にある「長湯温泉郷」にある、地元最大手の大丸旅館が経営する日帰り温泉施設です。長湯温泉の真ん中辺りに位置し、少し風変りな近代的な建物が目を引きます。大浴場の他に家族風呂も完備されています。
このラムネ温泉館では2種類の源泉が使用されており、「ラムネ温泉」という泉温32℃というとんでもなくぬるい温泉と、 泉温42℃の「にごり湯」があります。
勿論施設名にもなっている「ラムネ温泉」がこの施設のウリであり、泉温32℃という低温には訳があります。炭酸ガス濃度が1380ppmという高濃度のラムネ温泉は、花王バブの12倍という炭酸濃度というから驚きです。しばらくすると前身が銀色の泡に包まれ(日によって違います)、 成分が皮膚から吸収され血管を広げるので、血流が良くなり新陳代謝が活発になり、低温であっても体が温まるのです。
もう一つのにごり湯は、マグネシウム・ナトリウムを含む炭酸水素塩泉で、泡つきは見られません。低温と高温の温泉に各20分ずつ入るのがおすすめの入浴方法なんだとか。
このモダンな建物は、2008年に東京大学教授である建築家の藤森照信氏によって設計されたもので、焼き杉や漆喰、銅が使われています。屋根にニョキッと生えているのは松で、長く栄えるようにとの祈りが込められています。敷地内のブロンズ像は大分在住の彫刻家によるものです。美術館も併設され、温泉利用者は無料で閲覧できます。館内にはオリジナルキャラクターが描かれたグッズも販売されています。
今回利用したのは家族風呂です。家族風呂は3室しかないので、休日には待ちが必須の様です。朝イチで訪れると、入口に整理券が掛っていました。何とかゲットしましたので、開館と同時に家族風呂に入る事が出来ました。
家族風呂にもラムネ温泉とにごり湯の2つの浴槽があります。にごり湯の方はラムネ温泉に比べれば高温とはいえ、一般の温泉に比べるとぬるめの温泉です。他の長湯温泉の湯と同じ様なお湯でした。 浴槽付近は温泉成分で強烈な鉄の色。これぞ本物の証?
まだ寒い時期に訪れたので、低温のラムネ温泉に浸かるにはちょっと勇気が要りました。暖かい時期に行く方が良いですね。浸かっていると少しずつ体に気泡が付いてきましたが、びっくりする程の泡付きではなかったです。日によって違うのかもしれませんが、ラムネ温泉のラムネ具合は家族風呂より大浴場の方が強いそうです。浸かったときには32℃という低温で寒かったのですが、時間が経ってくると少しずつあたたまり、血行が良くなった為でしょう、体が赤くなってきました。低温なのにびっくりです。
シャワー、シャンプー、ボディソープは完備されていますが、温泉成分が体に付いたままの方が効果があるので使わない方が理想的です。
最終訪問日:2011.03.27.
♨ ラムネ温泉館 アクセス
名称 | ラムネ温泉館 |
住所 | 大分県竹田市直入町大字長湯7676-2 |
TEL | 0974-75-2620 |
URL |
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炭酸泉の源泉を多く持つ長湯温泉。全国4番目の源泉かけ流しを宣言。静かな敷地は茅葺の母屋を中心に離れ9棟、旅籠1棟、家族湯や男女別浴場も充実。料理も名物エノハや自家製ハム等、創作料理は絶品。
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