♨ 長湯温泉 ガニ湯(カニ湯)
大分県竹田市直入町にある「長湯温泉」のシンボル的な露天風呂で、芹川の河川敷にあり、周囲からは丸見えという開放的な混浴露天風呂です。カニの甲羅の様な形をしていて、パイプを使っての引き湯なのですが、それがまたカニのブクブクにも感じて面白いです。脱衣所はすぐ横の橋の下に申し訳程度に荷物を置く台が造られているだけで、これまた周囲からは丸見えです。温泉は24時間注がれているので、いつでも誰でも無料で入浴することが出来ます。勇気があればぜひ・・・! 水着着用可と掲載されているガイドブックもあります。
現在は人口の岩風呂ですが、昔は自然の軽石の中から炭酸泉が湧出していました。炭酸泉特有のアワの多さから、甲羅から泡を噴くカニの様に見えたそうです。
![](http://fukuhatu.sub.jp/wp-content/uploads/2024/03/ganiyu5.jpg)
実際入った(足だけ)感想は、かなりぬるめのお湯で、パイプで引いている為か炭酸は感じられませんでした。野湯なので、綺麗とは言えませんが、そこは致し方ないでしょう。しかし週に2回掃除をしているそうです。濁り湯なので、入ってしまえば人目はそこまで気にならないカモ???
昔、長湯温泉を流れる川にガニがいた。 ある日ガニは色白の美しい村の娘に一目ぼれをしてしまった。 そして人間になって娘を嫁にしたいと思うようになった。 たまたまそんなガニの切ない思いを知った川のほとりにある寺の僧が、 「寺の鐘を百聞けば人に生まれ変われる」と言い聞かせた。 そこで娘が湯あみに来たとき僧が鐘をつき、ガニは川の中からこれを聞いていた。 僧が鐘をつきながらふと娘に目をやると娘のあまりの美しさにこれまた一目ぼれ。 鐘を九十九までついて「娘はオレがもらう」と言って娘に近づいたとたん、 空がかきくもって大雨となり僧もガニも落雷にやられてしまった。 しばらくして川の水が引いたところ、川の中にガニの形をした大岩が現れ、無数の泡をともなった湯が湧きだした。 以来、村人たちはこれを(ガニ湯)と呼ぶようになった。
<直入町建て看板より転記>
長湯温泉は日本一の炭酸泉。地域全体の炭酸泉湧出量はもちろん日本一、 そして平均温度46.9度という高温域で記録されている炭酸ガス濃度1200PPMというのも驚異的なものです。 湯船でもそのガス濃度は700PPMを維持していますが、これは花王(株)が製造している入浴剤「バブ」の7倍を誇ります。 炭酸ガスは皮膚から吸収されて疲労回復を助けてくれますし、飲むと糖尿病や通風にも効果があります。
<直入町建て看板より転記>
最終訪問日:2011.03.27.
♨ ガニ湯 アクセス
名称 | ガニ湯 |
住所 | 大分県竹田市直入町長湯 |
TEL | |
URL |
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炭酸泉の源泉を多く持つ長湯温泉。全国4番目の源泉かけ流しを宣言。静かな敷地は茅葺の母屋を中心に離れ9棟、旅籠1棟、家族湯や男女別浴場も充実。料理も名物エノハや自家製ハム等、創作料理は絶品。
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