仙酔峡のミヤマキリシマ
「仙酔峡」は阿蘇中岳と高岳の北麓にある渓谷で、標高は約900m、眼下には阿蘇谷と北外輪山が一望できます。阿蘇中岳火口東側にかかる仙酔峡ロープウェーは2010年5月4日から運休しており、再開の見込みはなさそうです。
5月~6月にかけては5万本もの自生のミヤマキリシマが渓谷を埋め尽くし、その光景が『仙人が酔うほどに美しい』ことから、「仙酔峡」という名が付いたと言われています。
阿蘇のミヤマキリシマは、ここ仙酔峡が一番早く、5月中旬に見頃を迎え、その後、5月下旬に阿蘇中岳周辺のミヤマキリシマが見頃を迎えます。
最初に仙酔峡を訪れたのは2010年で、この時はピンクに染まったとても美しい仙酔峡を見る事が出来ました。
2度目に訪れた2013年は、花付きが悪く、満開時期だったのですが、茶色に変色している物や、つぼみのまま枯れてしまった物などが見られました。
まず、仙酔峡尾根ルート登山口から、簡単に登れる目の前の山へ、仙酔峡の中を散策しながら上ります。
仙酔峡尾根ルート登山口の入口にある橋から見える溶岩で出来た渓谷は、水量が殆どないのですが、冬になると、ここに氷の滝が出現します。
ミヤマキリシマが咲く小さな山(丘?)の頂上付近には、沢山の観音菩薩やお地蔵様、慰霊碑があり、向かい側の山(鷲ヶ峰?)を見つめています。ここはロッククライミングが盛んな場所で、命を落とした方が沢山おられるそうです。
駐車場から仙酔峡ロープウェーに並行して延びる階段を上って行くと、ミヤマキリシマの群落の中に東屋と広場があります。 更にそこから上って行くと、中岳、高岳へ続く登山道へと続きます。
仙酔峡道路から見た景色
最終訪問日:2013.05.15.
仙酔峡 アクセス
名称 | 仙酔峡 |
住所 | 熊本県阿蘇市一の宮町宮地 |
TEL | |
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