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阿蘇神社

阿蘇神社

『阿蘇神社』 は、全国に約500ある阿蘇神社の総本社で、阿蘇山の北麓に鎮座しています。
神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した「健磐龍命(たけいわたつのみこと)」をはじめ家族神12神を祀り、2000年以上の歴史を有する古社です。
古来、阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し、肥後国一の宮として崇敬を集めてきました。
また、全国的にも珍しい横参道で、この参道に向かって楼門が建っています。
参道から続く「阿蘇一の宮門前町商店街」は、阿蘇の湧水を巡る「水基巡り」や、阿蘇グルメの食べ歩きなど、沢山の観光客で賑わっています。

阿蘇神社@2023 (3)

第一神陵と、第一神陵の神杉

阿蘇神社楼門前にある駐車場から見ると、楼門の右手前に見える、覆屋に祀られた巨大な杉の幹根が「第一神陵の神杉」です。
楼門前の横参道より駐車場側の、向かって右側が、「第一神陵」・「一の神陵」 です。第一神陵は、阿蘇神社の主祭神「健磐龍命(たけいわたつのみこと)」の神陵(お墓)です。

阿蘇の大火口に鎮座いたします当神社主祭神健磐龍命(たけいわたつのみこと)が、江戸時代に雷霊と共にお降りになったと言われる神杉の幹根です。落雷による火災の跡がみられます。樹齢約七百年。(現地案内板より)

阿蘇神社@2023 (4) 第一神陵の神杉
第一神陵の神杉(左)と、塔碑(右)
阿蘇神社@2023 (6)
第一神陵の池
第一神陵の藤(2018.04.27.撮影)

阿蘇神社 楼門 〖国指定重要文化財〗

阿蘇神社の楼門は、日本三大楼門の一つです。
神社には珍しく屋根が二層になっており(二層楼山門式)、細部には美しい彫刻が施されています。

阿蘇神社は横参道となっており、境内正面(参道中央)に 「楼門」、その左右に 「還御門」「神幸門」 を構えています。
それぞれの御門の後方には、「楼門」の後方に「三の神殿」、「還御門」の後方に「一の神殿」、「神幸門」の後方に「二の神殿」が建っています。
いずれも江戸時代末期のほぼ同時期に建てられたもので、楼門は1849年完成と言われています。

阿蘇神社@2023 (12) 楼門
阿蘇神社@2023 (51) 楼門
阿蘇神社@2023 (42) 楼門
境内から写す(2023.09.25.撮影)

還御門(かんぎょもん)・神幸門(みゆきもん) 〖国指定重要文化財〗

「還御門(かんぎょもん)」は楼門に向かって左手に建つ御門で、その後方に「一の神殿」が鎮座しています。

「神幸門(みゆきもん)」は楼門から向かって右側に建ち、その後方には「二の神殿」が鎮座しています。

「還御門」と「神幸門」は江戸末期の1848年完成と言われています。

阿蘇神社@2023 (58) 還御門・楼門・神幸門
還御門(左)、楼門(中央)、神幸門(右奥)と並ぶ
阿蘇神社@2023 (47) 横参道
横参道の様子。この日は「田実祭」の日で、流鏑馬の準備がしてある
阿蘇神社@2023 (62) 右側より、神幸門、楼門、還御門
楼門の右側に建つのが、神幸門

北鳥居・北門守社

横参道の北と南には、鳥居があります。一宮門前町側に建つのが「北鳥居」です。

北鳥居をくぐると、門番の神として祀られた「北門守社」があります。

門番の神様として、両門とも、豊磐門戸神(とよいわまどのかみ)と櫛磐門戸神(くしいわまどのかみ)が祀られています。

北鳥居。鳥居越しに阿蘇山が見える(再建前)
北門守社

阿蘇神社の参道は裏横参道で南と北に夫々御門がありましたが、この門の開閉を司り、神社の門番の役努に仕する神として南北の参道入口に夫々門守の神を祭りました。祭日は12月12です。(現地案内板より)

南鳥居・南門守社

横参道の南側には「南鳥居」があります。

南側の門番の神「南門守社」が。

参道の鳥居は熊本地震で倒壊した為、阿蘇中央高校の演習林を使い、2020年12月に再建されました。

奥に南鳥居が見える(再建前)
南門守社

第二神陵

第二神陵は、阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと)の神陵(お墓)です。

第二神陵前に立つ東屋は、以前は「車御」で、車を買い替えたときに、こちらでお祓いをして頂きました。現在はベンチが設置されていますので、車御ではないのでしょう。

第二神陵

銘水 神の泉

楼門の向かい側にある、阿蘇の伏流水 「銘水 神の泉」。古くから「不老長寿の水」として、人々に飲用されています。楼門前の「神の泉」は、手水・飲用として利用できます。
阿蘇神社境内の横参道には、南鳥居側にも湧き水があり、そちらでは水汲みができます。

阿蘇神社@2023 (13) 銘水 神の泉
楼門前の「銘水 神の泉」
阿蘇神社@2023 (15)
南門守社近くにある「神の泉」

一の宮町はむかしより地下水の噴出する〖清泉の町〗として知られております。とくにこの神域に湧き出ずる水は、美味豊醇な神の泉として珍重され、不老長寿の水として多くの人々に飲用されています。(神の泉の由来・現地案内板より)

拝殿

阿蘇神社の社殿群で、一般の方が参拝できるところが、この拝殿を中心とした建物です。
拝殿に守られた神域には、「一の神殿」「二の神殿」「三の神殿」と3つの神殿があります。
その為、拝殿も、中央に大きな拝殿、その左右に小さな拝殿が設けられています。
中央の拝殿から参拝するのが、「三の神殿」、その左の拝殿からは「一の神殿」、右側の拝殿からは「二の神殿」を参拝します。

阿蘇神社@2023 (24)
拝殿。熊本地震で倒壊し、再建されたのでまだ新しい
阿蘇神社@2023 (31) 一の神殿
中央拝殿より向かって左隣の拝殿より、「一の神殿」を参拝する
阿蘇神社@2023 (28) 拝殿から二の神殿を見る
中央の拝殿から向かって右側の拝殿より、「二の神殿」を参拝する
阿蘇神社@2023 (23) 神饌所
「神饌所」(左)と、「拝殿」(右奥)

拝殿の両隣に繋がる建物は、左端の建物が「神饌所」、そして中央に「拝殿」、写真には写っていませんが、右端に「神輿庫」です。

一の神殿・二の神殿・三の神殿 〖国指定重要文化財〗

阿蘇神社の神殿は、通常は拝殿の奥にあり、周りも囲まれていますので、拝殿越しに臨むのですが、熊本地震で拝殿が倒壊し、再建までの間、神殿が見えていました。(写真は2018年撮影)

写真左が「一の神殿」、右が「二の神殿」、中央奥が「三の神殿」。中央に写る松が「昭和天皇御手植松」。(2018.04.27.撮影)

「一の神殿」は、天保11年(1840)創建、五間社入母屋造。
「二の神殿」は、天保13年(1842)創建、五間社入母屋造。
「三の神殿」は、天保14年(1843)創建、三間社流造。

神殿3棟と諸門3棟(楼門・還御門・神幸門)が東面して建ち、左右対称になっています。これら6棟は総欅造で、屋根は当初柿葺でしたが、現在は銅板葺に変更されています。この6棟は国の重要文化財に指定されています。

一の神殿

【一の神殿】(左)(いずれも男神)
 ・一宮:健磐龍命
 ・三宮:國龍神
 ・五宮:彦御子神
 ・七宮:新彦神
 ・九宮:若彦神

【二の神殿】(右)(いずれも女神)
 ・二宮:阿蘇都比咩命
 ・四宮:比咩御子神
 ・六宮:若比咩神
 ・八宮:新比咩神
 ・十宮:彌比咩神

【三の神殿】(中央奥)(男神)
 ・十一宮:速瓶玉神
 ・十二宮:金凝神

高砂の松(縁結びの松)

「髙砂乃松」 は、「えんむすびの松」と言われ、女性は右に、男性は左に、二回まわると良縁に恵まれると言われています。

この松は約1000年前、「阿蘇神社」の26代宮司・阿蘇友成が宮中参内のため京に上がった際、播磨国(兵庫県)の高砂の松の実を持ち帰ったものと伝わります。

阿蘇神社@2023 (29)
高砂の松(右)。左奥に「願かけ石」が見える

願かけ石

「願かけ石」は、まず心に願い事を念じ、神石を3回撫で、更に願い事を唱えると、願いが叶うと言われています。

阿蘇神社の祭神阿蘇大明神が願いを込めて祖神の霊に額づいたとされ、この石は「霊場の岩石」の一部と言われ、古来より神石として伝承保存されてきました。
南北朝の時代より祈願成就の神石として独自の信仰を得ており、室町時代の頃から、人々はこの神石に手をふれて願い事を唱えるようになったそうです。

阿蘇神社@2023 (33) 願かけ石
願かけ石

山王社・せのび石

阿蘇神社@2023 (45) 山王社
境内の右手側にある「山王社」
阿蘇神社@2023 (27)
二の神殿を参拝する右側の拝殿の前には、「せのび石」がある

田実祭(たのみさい)の流鏑馬

毎年9月25日は、阿蘇神社で 「田実祭(たのみさい)」 が行われます。「田実祭」は、阿蘇神社の三大祭りのひとつで、稲の実りに感謝を捧げる、秋のお祭りです。
奉納行事として、神事である願の相撲や流鏑馬が行われます。流鏑馬が行われるのは、阿蘇大宮司の武家的性格に由来するといわれます。

🔗「阿蘇神社の流鏑馬」のページへ

阿蘇神社 アクセス

 名称 阿蘇神社 
 住所 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1  
 TEL 0967-22-0064 
 URL   http://asojinja.or.jp/ 

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