二重峠(ふたえのとうげ)・西南の役戦跡
熊本市赤水~菊池市を結ぶ熊本県道23号線と、熊本県道339号線(ミルクロード)が交差するあたりが「二重峠(ふたえのとうげ)」です。
阿蘇北外輪を越える峠で、古代から利用されていたと考えられています。また、江戸時代に加藤清正によって拓かれ、熊本藩の参勤交代に用いられた豊後街道の一部であり、大津町から二重峠に至る部分は清正公道(せいしょこどう)とも呼ばれています。
県道23号と339号との交差点に「西南の役戦跡」の石碑が立っており、これを目印に339号を約1km北に進むと、豊後街道の「二重峠の石畳」があります。
明治10年(1877年)に西郷隆盛率いる鹿児島藩士が起こしたわが国最大で最後の内乱「西南の役」では、熊本県下全域に渡って戦闘が繰り広げられ、ここ二重峠も戦地となりました。
この戦いを後世に伝える為、二重峠には「西南の役戦跡の碑」が残されています。
県道23号と339号との交差点には車が3~4台程度の駐車スペースがあり、そのすぐ横には 熊本県生まれの政治家・藤田義光の碑が立っています。
そこから見えたつつじが鮮やかで綺麗だったので写真を撮りました。
最終訪問日:2013.05.06.
熊本県道339号北外輪山大津線(ミルクロード)
熊本県阿蘇市から菊池郡大津町に至る県道339号は、通称「ミルクロード」と呼ばれています。
ミルクロードを北上して行くと、小さなお地蔵様を目印に、 通称「ラピュタの道」と呼ばれる素晴らしい眺望の農道や、更に北上すると「かぶと岩展望所」があります。 県道339号終点となる地点は県道12号(阿蘇スカイライン)と交差しており、「北山展望所」があります。
二重峠から県道23号線を赤水方面へ
二重峠から県道23号を赤水方面へ下って行くと、名前はありませんが、素晴らしい眺めの展望所があります。 標高は低いですが、阿蘇五岳を望み、阿蘇谷に水田が広がります。
展望所近くのカーブには、「牛王(ごおう)の水」があります。
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