冬の仙酔峡 ~ 氷の滝
「仙酔峡」は阿蘇中岳と高岳の北麓にある渓谷で、5月~6月にかけて5万本もの自生のミヤマキリシマが渓谷を埋め尽くします。その光景が「仙人が酔うほどに美しい」ことから、「仙酔峡」という名がつきました。
その仙酔峡が自然の芸術を見せてくれるもうひとつのシーズンが、冬です。冬の芸術と言えば雪や樹氷を思い起こされる方も多いでしょうが、この仙酔峡では「凍った滝」を見る事が出来ます。この氷の滝はうっすらと水色かかって見える、美しい滝なのです。
訪問時の天気は、阿蘇市街地ではぱらぱらと、降っているかいないかくらいの降雪。しかし仙酔峡道路に入り、ほんの少し上った辺りから道路は凍結していました。車で登るなら、チェーンかスタッドレスタイヤが必須です。勿論下の方に車を停め、歩いて上る事も出来ます。
ノーマルタイヤでは上れないので、下の方に車を停め、仙酔峡道路を歩いて上って行きました。
春にはミヤマキリシマが一面に咲く山の斜面は、今は茶色の下地に白い雪が積もっています。
歩いていても滑って転びそうでしたが、何とか仙酔峡の駐車場(仙酔峡ロープウェーの乗り場付近)まで上ると、駐車場には10数台の車が止まっていました。
駐車場の左側の渓谷に、冬の芸術・凍った滝があります。渓谷に架かる橋から正面に、凍った滝が見えます。凍った滝はうっすらと青白く見え、神秘的な自然の造りだす芸術です。
橋から滝を眺めた後、滝の正面にも降りて見ました。駐車場の脇から渓谷に下りれます。渓谷が凍っていて、雪が積もっているので、歩いて滝の正面、裏側からも見れますが、足元には十分注意して下さい。
滝も渓谷も凍りついているので、滝の裏側にも入り込めます。足元が滑り易いので注意して下さい。この滝は流れながら凍って行ったのでしょうか? 氷の滝の間近では、水の流れるチョロチョロという音と、氷の中を流れる水が見えます。 また滝の真下は、飛沫が凍ったのか、ボール状の氷が積み重なっています。
最終訪問日:2011.01.09.
仙酔峡 アクセス
名称 | 仙酔峡 |
住所 | 熊本県阿蘇市一の宮町宮地 |
TEL | |
URL |
コメント