三日月の滝・三日月の滝公園
玖珠郡玖珠町にある滝で、落差約5m・幅約50m、馬蹄形の滝壁を持つことから、その形を三日月に例えて三日月の滝と呼ばれています。この滝には悲恋伝説が残っています。
平安時代に、醍醐天皇の孫の小松女院が、清原正高公(清原元輔の子、清少納言の兄ともいわれる)と心を通わせますが、 身分違いの恋の為、天皇の怒りに触れ、正高公は豊後の国(大分県)に配流されてしまいます。小松女院は因幡の国(鳥取県)へと引き離されました。
その後正高を慕う小松女院は侍女十一人を連れ、はるばる因幡から豊後へ上陸、久住から小国、そして山を越えて玖珠へと辿り着きました。しかし、正高が既に結婚したことを聞き知ると、侍女らとともにこの滝に身を投じたと云われています。
小松女院が小国で訪れたのが「鏡ヶ滝」、ゆかりの地が「下条の大イチョウ」です。
国道210号から案内表示に従って三日月の滝に向かうと、三日月の滝に架かる赤い橋の手前に駐車場があります。
赤い橋を渡ると、「嵐山滝神社」があり、隣接して三日月の滝公園があります。 三日月の滝温泉、キャンプ場、パークゴルフ場、宿泊施設、カヌー・魚釣り体験など、 アウトドアの充実した施設です。
滝に架かる赤い橋の手前の駐車場より、川の下流の方へ遊歩道が伸びています。 滝の全景が見える場所には、「笠懸の松」があります。その由来は、小松女院が滝に身を投じる際に、旅に使った笠や衣を松の枝に掛け、辞世の歌 『笛竹のひとよの節と知るならば 吹くとも風になびかざらまし』と詠み、11人の次女と入水したからです。
正高公は、小松女院が三日月の滝に身を投げた事を聞き、里人と淵瀬を探し、小松女院と次女の亡骸を引き上げ、 御墓所を作り、神社を建て御魂を鎮められました。
現在も嵐山・桜ヶ丘両瀧神社では、現在も入水の日を祭日として大祭が行われています。
最終訪問日:2012.05.13.
三日月の滝・三日月の滝公園 アクセス
名称 | 三日月の滝公園 |
住所 | 大分県玖珠郡玖珠町大字山浦115-1 |
TEL | 0973-77-2278 |
URL | https://三日月の滝.com/ |
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