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新原・奴山古墳群

新原・奴山古墳群(しんばる・ぬやまこふんぐん

福津市にある「新原・奴山古墳群」は、5世紀から6世紀にかけて造られた古墳群で、海を越えた交流に従事し、沖ノ島祭祀(さいし)を担った古代豪族である宗像氏が築いた古墳群です。
かつての入海に面した東西約800mの台地上に、前方後円墳5基、円墳35基、方墳1基の計41基の古墳が現存しています。
もともとは59号墳まであったようですが、開削や開墾のために削平され、41基が残っているようです。
『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』の構成資産のひとつとして、2017年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

新原・奴山古墳群の駐車場から。一番手前が43号墳

34~43号墳

新原・奴山古墳群を散策するには、玄洋会昭和学園の前にある、「新原・奴山古墳群案内所・展望所」を起点にするのがお勧めです。案内所・駐車場・展望所・トイレが整備されており、この展望所から見下ろす景色は、田園風景に広がった古墳群と、遠くに玄界灘を望む、素晴らしい眺めです。
展望所から歩くと、43号墳から遡って見ていく事になります。
34~43号墳は円墳で、これらの円墳は、直径15m以下の小古墳で、6世紀後半に造られました。細長い尾根上に一列に並ぶように造られています。

新原・奴山古墳群
40号墳
34号墳。修理するための調査中。

30号墳

30号墳は、6世紀前半~中頃に造られた、前方後円墳です。
墳長は54mで、後円部の高さは8mあり、墳丘を覆っていた葺石が今も斜面に見られます。前方部の高さは4mですが、開墾などによって削られているため、本来は6.5mあったと考えられます。
墳丘上で須恵器の甕(かめ)や高坏(たかつき)が出土しています。埋葬施設は後円部に横穴式石室があると推定されています。

30号墳

25号墳

25号墳は、5世紀後半に造られた円墳で、直径35m(推定)の、新原・奴山古墳群で最大の円墳です。
発掘調査によって、南西側に幅7mの周溝が確認されました。墳丘は二段に築かれ、高さは6mあります。
墳丘を覆っていた葺石が今も斜面に見られます。墳丘上からは、須恵器の高坏(たかつき)や甕(かめ)などが見つかっています。

25号墳

22号墳

22号墳は、5世紀後半に造られた前方後円墳で、墳長75~80m(推定)で、横穴式石室があると推定されています。
新原・奴山古墳群で最大の古墳で、前方部が短い帆立貝形の前方後円墳です。
墳丘を覆っていた葺石が今も斜面に見られます。後円部には幅10m程の周溝(しゅうこう)と周堤(しゅうてい)が見られます。 墳丘や周溝からは円筒埴輪などが出土しています。
22号墳は草木が映えて森の様になっており、前方部は開墾によって残っていません。

22号墳

20号墳

20号墳は、5世紀後半の円墳で、直径30m、横穴式石室があると推定されています。
墳丘は二段に築かれ、墳丘の高さは5mあります。墳丘を覆っていた葺石が今も斜面に見られます。
また、墳丘上からは築造途中に行われた祭祀に用いられた須恵器の高坏(たかつき)や甕(かめ)が見つかっています。

20号墳

24号墳

24号墳は6世紀前半の前方後円墳で、墳長53.5m、横穴式石室があると推定されています。
後円部東側に周溝と周堤がよく残っています。発掘調査の結果、西側にも周溝と周堤が確認されています。
後円部の高さは現状で7m、前方部は5mあります。墳丘を覆っていた葺石が今も斜面に見られます。墳丘上で須恵器が見つかっています。

24号墳

最終訪問日:2023.03.15.

新原・奴山古墳群 アクセス

 名称 新原・奴山古墳群 
 住所      福岡県福津市奴山616とその周辺    
 TEL  
 URL    

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