瑞巌寺磨崖仏(ずいがんじまがいぶつ)
玖珠郡玖珠町と九重町の境に近い所、「龍門の滝」へ向かう 県道409号沿いにある磨崖仏です。5体の磨崖仏が並んでいます。
向かって右から、多聞天(たもんてん)(1m70cm)、矜羯羅童子(こんがらどうじ)(1m61cm)、 不動明王(2m26cm)、制多迦童子(せいたかどうじ)(1m62cm)、増長天(ぞうちょうてん)(1m70cm) です。
この磨崖仏の製作年は鎌倉時代初期説と室町時代中期説があります。
多聞天(北方の守護)は別名“毘沙門天”といい、持国天(東方)、広目天(西方)とともに四天王と呼ばれ 須弥山の四方を守る天部として有名です。
矜羯羅童子、制多迦童子は不動明王の従者八大童子のうちの2人で、脇士を務めます。
「瑞巌寺」は養老年間(717~723年)に国東六郷満山を開基した仁聞の創建と伝えられています。後に龍門寺の末寺十二坊のひとつとなり、天正15年(1587年)正月頃の大友・島津の戦いの折に、兵火にかかり堂宇を焼失、廃寺になったと伝えられています。
最終訪問日:2012.05.13.
瑞巌寺磨崖仏 アクセス
名称 | 瑞巌寺磨崖仏 |
住所 | 大分県玖珠郡九重町大字松木636 |
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