糸島ウォーキング〖幻の糸島水道・汽水地帯を巡る編 ③ 潤神社／真清水観音・さざんか塚〗

東風（はるかぜ）小学校からほど近い、潤（うるう）地区にある「潤神社」へ。
神社の隣には公園があり、ご近所の子供連れの方たちが遊んでおられました。
御祭神は、五十猛命ほか。
元々は白木神社と云っていたのですが、明治40年に七社神社を合併し、明治41年に潤神社と改めたそうです。

ウォーキングの最後は、「うるう保育園」及び「専徳寺」に隣接する「真清水観音・さざんか塚」です。

この地は曹洞宗の巨刹であった「平等寺」が在った場所で、「池田河原の戦い」で逃げのびた大友方28名が寺に火を放ち自害。
後に大友は塚を建て供養し、里人は山茶花を植え冥福を祈りました。
観音堂は寺の跡地に祀られています。

潤地区の南部には「真清水」や「福千寺」といった地名があります。
かつてここに「福千寺」という寺があり、奇南香という香木で造られた珍しい観音像が祀られていました。
真清水の福千寺にあったことから「益水観音」と呼ばれたこの観音像は、いつの頃か現在地の仏堂に移されたため、この仏堂は「真清水観音堂」と呼ばれています。