♨ 宝泉寺温泉 石櫃ん足湯
「宝泉寺温泉」は、大分県九重町の湧蓋山の山懐、町田川の河畔に位置する、宿泊施設が10ヶ所程度の小ぢんまりとした温泉地です。「九重”夢”温泉郷」のひとつに数えられます。
この「石櫃の足湯」の「石櫃」は、宝泉寺温泉の名前の由来となった宝泉寺の遺物である石櫃(棺桶)で、湯船として使われていたものと言われています。
お堂に守られた石櫃に温泉が注がれ、石櫃から下の足湯にお湯が注がれる仕組みになっています。
「石櫃の湯」は、以前は混浴の共同浴場として使われていましたが、その後、貸切風呂として使われ、現在は無料の足湯として開放されています。この石櫃は、宝泉寺温泉の由来となった宝泉寺の遺物なので、宝泉寺温泉のシンボルともなっています。
宝泉寺温泉の起源は、天慶元年(938年)、空也上人が諸国巡錫の途中、奇蹟を予言して持っていた杖を大地につきさしました。その杖が大杉となり、天禄三年(972年)に起こった大地震で、大杉の根元より突然温泉が湧出し始めたという言い伝えです。
驚いた村人たちは、わき出る温泉のほとりに一宇の寺院を建立し、上人が宝の泉を下さったことから、寺を平原山宝泉寺と定め、本尊に空也上人と大日如来を安置しました。
最終訪問日:2024.04.03.
♨ 宝泉寺温泉 石櫃ん足湯 アクセス
名称 | 宝泉寺温泉 石櫃の湯 |
住所 | 大分県玖珠郡九重町大字町田 |
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