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篠栗九大の森

篠栗九大の森

「篠栗九大の森」は、九州大学の敷地(九州大学福岡演習林)の西端にあり、篠栗町と九州大学が共同で整備、管理を行っている、約17ヘクタールの ❝森❞ です。

中心にある蒲田池の周りに1周約2kmの遊歩道と、東屋やベンチを作り、一般開放したもので、約50種の常緑広葉樹と約40種の落葉広葉樹が生育しています。
この「篠栗九大の森」は、2010年度に「地元住民の健康づくりとヒーリングのため」に造られたもので、観光を想定したものではありませんでした。

秋のラクウショウ(落羽松)

篠栗九大の森の一角にある、「水辺の森」の水に浸かったラクウショウ(落羽松)が、SNSで「ジブリの森」みたいだと話題になり、2017年頃から観光客が急増しました。観光を想定して造られていないため、渋滞や路上駐車で近隣住民の方が迷惑したり、マナーの悪い訪問者のせいで、森が踏み荒らされて問題になったりもしました。

一時期のブームはもう落ち着いたのではと思い、訪問。1周約2kmの遊歩道を、ウォーキング気分で歩いてみました。

「篠栗九大の森」南口から散策開始

駐車場は2ヶ所、「北口」と「南口」にあります。「北口」からは「水辺の森」が近く「南口」にはトイレと自販機があります
1周2kmの周回コースを歩くなら、トイレのある「南口」がお勧めですが、1周歩くルートでは必ず南口駐車場を通りますので、どちらに駐車しても問題ないでしょう。

篠栗九大の森 (1)
篠栗九大の森案内図
篠栗九大の森 (2)

「篠栗九大の森」の入口には、入林者を計測するセンサーと、注意書きが設置されています。決まりを順守して楽しみましょう。

自然のままの遊歩道なので、高低差もあるし、足元も良くはないです。歩きやすいシューズで来るのが良いでしょう。遊歩道には100m毎に案内表示が立っていますので、距離感は掴みやすいです。

そもそも九大の研究のための森なので、元々自生していたものに加えて、様々なものが植樹されています。

篠栗九大の森 (5)
遊歩道へ自然観察に出発!

テーマを持たせた広場など(南口→さくら広場まで)

篠栗九大の森 (6) マダケの林
マダケの林(南口から300m付近)
篠栗九大の森 (11) くりのき広場
くりのき広場(南口から300m付近)
篠栗九大の森 (13)
中央の蒲田池を見る(南口から400m付近)
篠栗九大の森 (14) こなら広場
こなら広場(南口から600m付近)
篠栗九大の森 (18)
中央の蒲田池を見る(南口より700m付近)
篠栗九大の森 (23) えこのき広場
えごのき広場(南口より900m付近)

さくら広場

「さくら広場」はヤマザクラ、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、エドヒガンなどが植樹された広場です。春は桜の花々が楽しめるのでしょう。
秋の訪問では、「さくら広場」前の蒲田池のほとりに立つ、「ラクウショウ(落羽松)」が紅葉して綺麗でした。

「篠栗九大の森」のラクウショウは、「水辺の森」エリアの写真ばかり目にしますが、さくら広場にもあったのですね。

篠栗九大の森 (29) さくら広場
さくら広場(南口より1200m付近)
篠栗九大の森 (33) さくら広場前のラクウショウ
さくら広場前のラクウショウ(落羽松)(沼杉)
篠栗九大の森 (40) さくら広場前のラクウショウ

テーマを持たせた広場など(さくら広場→水辺の森まで)

篠栗九大の森 (43)
中央の蒲田池を望む(南口より約1300m)
篠栗九大の森 (41)
蒲田池を望む位置に東屋がある(南口より約1300m)

東屋を過ぎ、「はんのき広場」へ向かう途中で、「水辺の森」のラクウショウの紅葉が見えます。

篠栗九大の森 (47)
「水辺の森」のラクウショウを対岸から見る
篠栗九大の森 (50) はんのき広場
はんのき広場(南口より約1400m)

「水辺の森」のラクウショウ(落羽松)

多くの人が、「篠栗九大の森」を知るきっかけとなったのは、2016年頃からインスタ映えスポットとして話題になった、この「水辺の森」のラクウショウ(落羽松)ではないでしょうか。

インスタ映え写真として、水に浸かったラクウショウが有名になりましたが、ラクウショウの紅葉も素敵ですね ✧☆

「水辺の森」というテーマは、ラクウショウの木々が水辺に浸かって森のように見えることから名づけられたのでしょうね。

はんのき広場から見た、水辺の森のラクウショウ
篠栗九大の森 (61) 水辺の森のラクウショウ

ただし、蒲田池は農業用のため池のため、一年中水量が豊富な訳ではありません。雨の少ない時期や、用水管理が続くと蒲田池の水位は下がります。

秋冬はご覧の通り、ラクウショウの周りには水がありません。その代わり、落葉した落ち葉に彩られ、またラクウショウの特徴でもある「呼吸根」がニョキニョキ生えているのが良く見えます。

「ラクウショウ(落羽松)」は、別名「ヌマスギ」と呼ばれる北アメリカ原産の落葉針葉樹で、湿地や水につかる場所でも生育できます
幹の下部は広がってときに屏風状になり、周囲の地面から「呼吸根」が隆起するのが見られます。
呼吸根(気根、膝根)は、呼吸をするための根で、湿地などに生えると土中の酸素が不足するため、酸素が少ない環境で根の呼吸を助けるために、根の一部を地上に出して呼吸をしていると考えられています。
葉は柔らかく、枝に2列に羽状につき、秋には枝ごと落ちます。その為、「落羽松」という名前がついたのだとか。

「篠栗九大の森」のラクウショウは、自生ではなく、湿地の樹木の生態研究のために1977年(昭和52年)に苗を植えたもの。
すくすくと成長して、今ではこんなに立派な大木になりました。
呼吸根も根元に沢山隆起していて、力強い生命力を感じます。

篠栗九大の森 (71) 水辺の森のラクウショウ
篠栗九大の森 (68) 水辺の森のラクウショウ
篠栗九大の森 (65) 水辺の森のラクウショウ
篠栗九大の森 (70) 水辺の森のラクウショウ

テーマを持たせた広場など(水辺の森→北口へ)

篠栗九大の森 (76) もみじ広場
もみじ広場(南口より1600m付近)
東屋(南口より1700m・北口より300m付近)

東屋を過ぎると、すぐに北口の入林者測定ゲートがあります。北口も南口も、センサーで入林者を計測しています。ここに禁止事項や注意書きがありますので、入場するときは必ず確認しましょう。

これで自然散策は終了。北門(と呼ぶかどうかは不明だが)から出て、一般道の歩道を歩いて南口駐車場へ向かいます。

北口駐車場を利用の場合は、この北門から車で中に入り、二股になったところを左手へ。右手が遊歩道になります。

篠栗九大の森 (79)
東屋付近からの眺め
篠栗九大の森 (81)
北口ゲートを出て振り返る。(南口から1900m・北口から100m付近)
篠栗九大の森 (82)
北門へ向かう
篠栗九大の森 (83)
北口駐車場はこの中にあります
篠栗九大の森 (85)
北門を出て、外から蒲田池を見る。こちら側の方が水量が多い

最終訪問日:2023.11.23.

篠栗九大の森 アクセス

 名称 篠栗九大の森 
 住所 福岡県糟屋郡篠栗町和田1009  
 TEL  
 URL    

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