呑山観音寺

呑山観音寺は「のみやまさん」の愛称で親しまれている高野山真言宗の別格本山です。境内に建つ塔頭（たっちゅう：小寺の意）の天王院と共に篠栗八十八ヶ所霊場の札所になっています。

標高450mの山中に位置し、イロハモミジ、ドウダンツツジ、ヤマモミジ、ヤマザクラなどの紅葉の名所にもなっています。

弘法大師高野山御開創1200年を記念して建立された「百観音堂」には、100体の観音像が祀られています。
中央に１体の千手観音像と、お堂の中に99体の観音像が安置されています。

百観音堂の周辺には、ドウダンツツジ（満天星躑躅）が多く植樹されており、春はスズランのような白い花をつけ、夏は新緑が美しく、秋には深紅に紅葉します。

呑山観音寺の本堂です。御本尊は千手千眼観世音菩薩（千手観音)です。謹刻者・造仏年は不明です。
年に一度秋の大祭（10月第3日曜日）で御開帳されます。

真言宗の開祖・弘法大師空海をお祀りしたお堂です。
大師堂の前には、左側に天神鎮守社と淡島明神鎮守社の二社殿があり、右側に弘法大師ゆかりの四体の明神さまをお祀りした高野四社明神社が鎮座しています。

本堂「大悲殿」の向かい側に位置する「鉾立稲荷神社」。お百度石もあります。
鉾立稲荷神社の右手前には、「十三仏堂」があります。