馬門橋(まかどばし)
熊本県下益城郡美里町の「道の駅 美里 佐俣の湯」から国道218号を500mほど進んだところに駐車場と案内があります。
国道218号から田んぼ横の畦道を下り、津留川に架かる馬門橋へ向かいます。右の写真にある石碑の手前には動物除けの鉄線があり、それをまたいで行く事になりますし、この先は舗装されていませんので、車いす等での見学は無理そうです。
木々に囲まれた馬門橋周辺は、良く晴れた日中でも、陽が遮られて鬱蒼としています。落ち葉を踏みしめて進む先には、苔生した「馬門橋(まかどばし)」が。
橋の袂には、ロープの様に絡み合った木があり、何だかジブリの世界に迷い込んだかの様な雰囲気です。
緑川の支流、津留川に架かる石橋で、架橋は文政11年(1828年)です。交通の便のため、中山手永惣屋・小山喜十郎のもと、備前(岡山県)の石工・勘五郎と茂吉などにより架橋されました。
橋近くの道沿いには、橋を保護するため、「車一切通扁可ら須(くるまいっさいとおすべからず)」の石碑が立てられています。
橋の長さは27m、幅は2.9m、高さは9.2mです。ここは江戸時代の幹線道路だったそうで、この石橋が架橋されました。
この橋は、上下で石の組み方が異なる珍しい橋で、はっきりと二層に分かれています。
上層部は横一列に並べた石が積まれ、下層部はランダムな石組みとなっています。 これは時代は分かっていませんが、橋を補強するために重ねられたと考えられています。
最終訪問日:2017.09.09.
馬門橋 アクセス
名称 | 馬門橋 |
住所 | 熊本県下益城郡美里町今 |
TEL | |
URL |
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