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耐弾式コンクリート造建物(宇佐海軍航空隊の遺構)

耐弾式コンクリート造建物(半地下式コンクリート造建物)

「受信所」あるいは「配水施設」といわれている半地下式のコンクリート造り建物です。防弾効果を上げるため、内部は一段掘り下げられて、外壁の厚さが45cmと頑丈な造りになっています。
コンクリート造建物の西側に、燃料または水を入れていたと思われるタンクの基礎が2基残っています。建物東側(駐車場側)にも何らかの遺構が残っています。
以前は「半地下式コンクリート造建物」と呼ばれていましたが、「耐弾式たいだんしきコンクリート造建物づくりたてもの」に改められました。
宇佐空の郷」から約200m程の距離にあり、周囲の保存整備がなされ、駐車場も8台分完備されています。

耐弾式コンクリート造建物
メインである建物の東側(写真左側)にも、何らかの遺構が残る
メインの「耐弾式コンクリート造建物」 以前は「半地下式コンクリート造建物」と呼んでいた
監視用でしょうか?
メインの「耐弾式コンクリート造建物」の解説

内部は立入禁止ですが、宇佐市教育委員会のVRコンテンツで詳しく見ることができます。このVRコンテンツ、とても面白くてお勧めです。

外部リンク☟
宇佐市教育委員会VRコンテンツ『戦争遺構巡り』

メインの建物 幅 20m、奥行 14.5m、最大高 3.5m 北側から見る

建物の屋根は土で覆われて上空から確認しづらいように造られています。内部は通路と腰壁で仕切られ、出入り口以外には窓がない構造ですが、天井に開口部があります。
南側・東側の壁には、米軍機による機銃掃射の痕が残っています。

メインの建物は、幅 20m、奥行 14.5m、最大高 3.5m

メインの建物を北側から見て、左側の出入口から中を写す
メインの建物を北側から見て、右側の出入口から中を写す
西側に残る付属施設の解説

メインの建物の西側には、付属する施設で、燃料または水を入れていたと思われるタンクの土台2基が残っています。
米軍が戦後に撮影した写真から、タンクの周辺はコンクリート製の低い壁と、高さ2mの土塁で囲まれており、南北に小型の建物があったことが確認できます。
土塁は空襲から施設を守るために設置されたもので、非常時用の発電所等の施設であった可能性も考えられます。

付属施設である燃料または水を入れていたと思われるタンクの土台
建物の西側から写す
建物の南側から
南側出入口より内部を写す
米軍機の機銃掃射の痕が残る
建物の東側(駐車場側)にも何らかの遺構が残る

最終訪問日:2025.04.12.

宇佐海軍航空隊について

宇佐海軍航空隊は、南北1.3km、東西1.2kmの飛行場として、昭和14年(1939年)10月1日に開隊しました。開隊当初は、艦上爆撃機・艦上攻撃機の実戦機を使った操縦と偵察の練習航空隊として、隊員数約800名で始まりました。宇佐空では2人乗りの「九九式艦上爆撃機」、3人乗りの「九七式艦上攻撃機」を主に用いて訓練を行いました。卒業後は実戦部隊に配属され、真珠湾攻撃などの作戦に参加しました。

しかし、戦局に敗色が濃くなってくると、昭和20年(1945年)1月頃から有蓋掩体壕が作られるようになり、2月11日には宮崎基地より神雷部隊の一部が転入してきます。神雷部隊は第721海軍航空隊の通称で、人間爆弾「桜花」による特別攻撃隊でした。その頃から練習航空隊ではなく実戦部隊となり、神風特別攻撃隊の中継基地となりました。宇佐海軍航空隊でも、神風特別攻撃隊である「八幡護皇隊」が編成され、沖縄の特攻作戦へ飛び立っていきました。

宇佐への空襲は、昭和20年(1945年)3月18日の米軍艦載機での空襲が初めてで、4月21日の米軍爆撃機B-29の空襲では航空隊が壊滅的な被害を受けました。宇佐への空襲は計10回行われ、航空関係者や民間人も含め多くの犠牲者が出ました。

耐弾式コンクリート建造物 アクセス

 名称 耐弾式コンクリート造建物
 住所 大分県宇佐市大字江須賀4018-2
 TEL 
 URL   

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