高森湧水トンネル公園
旧国鉄時代、熊本~延岡を結ぶ九州横断鉄道の計画がありました。熊本~高森間、延岡~高千穂間がそれぞれ開通、後は高森~高千穂間を開通させれば、九州横断鉄道は完成する筈でした。
しかし、高森線と高千穂線を結ぶトンネル工事が昭和48年に着工されましたが、昭和50年2月にトンネルから大量の地下水が湧き出るという事故が発生し、2055m掘った時点で工事を中断、その後トンネル工事が中止となりました。その為、九州横断道路も未完成となってしまいました。
現在「高森湧水トンネル公園」として公開されているのは、この出水事故によって工事が中止となったトンネルを再利用したものです。
高千穂側でもいくつかのトンネルが掘られていましたが、そのひとつが 「トンネルの駅」として再利用されています。
現在の「高森湧水トンネル」は、毎分32トンもの水が湧く水源であり、トンネルが公園化されています。
水の流れるトンネルの中を進むと、トンネルの突き当りからは水が溢れ出しています。溢れ出る水の前には水神様が祀られており、その前には不思議な「ウォーターパール」があります。
普通の水に特殊な音波を加えて、流れる水が球状に止まって見えたり、水の玉が上から下に流れ落ちたり、下から上にあがったりという不思議な動きをするものです。
最終訪問日:2010.01.02.
高森湧水トンネル公園 アクセス
名称 | 高森湧水トンネル公園 |
住所 | 熊本県阿蘇郡高森町高森1034-2 |
TEL | 0967-62-3331 |
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