唐津くんち
唐津市南城内にある「唐津神社」の秋季例大祭で、16世紀の終わりに始まったと伝えられており、国指定重要無形民俗文化財や、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。開催日は毎年11月2日~4日で、2日は「宵曳山(よいやま)」、3日は「御旅所神幸(おたびしょしんこう)」、4日は「町廻り(まちまわり)」が行われます。
長崎くんち(長崎県長崎市)や博多おくんち(福岡県福岡市)と並ぶ日本三大くんちとされています。
漆の一閑張りと呼ばれる技法で製作された巨大な曳山(ひきやま)が、笛・太鼓・鉦(かね)の囃子にあわせた曳子(ひきこ)たちの「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声とともに、唐津市内の旧城下町を練り歩きます。
この曳山は、文政2年(1819年)に力町の彫刻家だった石崎嘉兵衛が、伊勢参りの帰途に京都で見た祇園山笠をヒントにして、仲間たちと赤獅子を作り奉納したのが始まりです。以来、明治9年(1876年)までの57年間の間に他の15台が作られましたが、紺屋町の黒獅子は明治10~25年の間に消滅と推定されており、現在の曳山は14台です。1台の曳山の製作費を現在のお金に換算すると、1億5千万円になるといいます。各曳山には製作順に番号が付いており、「○番曳山」あるいは「○番ヤマ」と呼ばれています。
最終訪問日:2011.11.03.
曳山展示場
唐津くんちで唐津市内の旧城下町を巡行する「曳山」は、唐津神社の隣にある「曳山展示場」に通年展示してあります。
最終訪問日:2016.12.04.
唐津くんち アクセス
名称 | 唐津くんち |
住所 | 佐賀県唐津市 |
TEL | |
URL | https://www.karatsu-jinja.org/kunti |
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