
宇佐の掩体壕群
宇佐には昭和14(1939)年に宇佐海軍航空隊が開隊され、艦上爆撃機、艦上攻撃機の搭乗員養成のため訓練が行われました。昭和20(1945)年には、宇佐でも特別攻撃隊が編成され、154人もの尊い命が失われました。また、宇佐海軍航空隊とその周辺では、米軍による空襲が何度も行われ、多くの被害が出ました。
現在でも宇佐には当時の戦争遺跡が幾つか残されており、中でも軍用機を空襲から守るための『掩体壕(えんたいごう)』は10基も残っています。その殆どが民家の倉庫などとして利用されており、宇佐市が保存整備しているのは『城井1号掩体壕(じょういいちごうえんたいごう)』のみなので、見学には注意が必要です。

城井一号掩体壕
掩体壕は、戦闘機などを敵の攻撃から守るための格納庫で、上空からは周囲と一体化した小山に見える様に造られています。
「城井1号掩体壕」は、平成7年の「沖縄陸軍病院南風原壕群」に続き、 戦争遺跡としては全国で2番目に史跡指定されました。
掩体壕の中には、国東沖で引き揚げられた零戦のエンジンとプロペラが展示されており、北東側には鎮魂の記念碑があります。
城井地区の掩体壕 (仮称:2号基)
城井1号掩体壕から一番近いので、見分ける為に「2号」と名付けてみました。正式名称ではありません。城井地区には「城井1号掩体壕」を含めて4基の掩体壕が点在しています。
こちらの掩体壕は、「城井1号掩体壕」から一番近い位置にある掩体壕で、城井1号掩体壕の駐車場から約50mくらいの位置にあります。駐車場から見えていますので、見つけやすいと思います。
掩体壕は農機具の車庫として使われている様でした。2017年現在は、掩体壕の目の前に工事関係のプレハブ小屋が立っています。
城井地区の掩体壕 (仮称:3号基)
城井1号掩体壕から二番目に近いので、見分ける為に「3号」と名付けてみました。正式名称ではありません。
城井地区には「城井1号掩体壕」を含めて4基の掩体壕が点在しています。
こちらの掩体壕は、「城井1号掩体壕」の横の農道を、2基目の掩体壕を通り越して真っすぐ進んだところにあります。
こちらも工事関係の会社の敷地内にあり、隣の建物からダクトの様なパイプが通されています。
城井地区の掩体壕 (仮称:4号基)
見分ける為に「4号」と名付けてみました。 正式名称ではありません。
城井地区には「城井1号掩体壕」を含めて4基の掩体壕が点在しています。
宇佐海軍航空隊の滑走路からもはっきり見える位置にあり、民家の敷地内にあります。
中型掩体壕 ≫中型掩体壕のページへ≪
名称は「中型掩体壕」と呼ばれていますが、宇佐市に現存する掩体壕の中では一番大きなものです。
他のものがゼロ戦や艦上爆撃機、艦上攻撃機用の小型掩体壕であるのに対し、この中型掩体壕は一式陸上攻撃機などの中型機を入れた掩体壕です。
高さ9m、幅43m、奥行23mという大きさで、国内でも最大規模と言われています。
城井一号掩体壕より約1.5kmくらい離れた森山地区にあります。

畑田地区の掩体壕

最終訪問日:2017.05.19.
宇佐海軍航空隊について
宇佐海軍航空隊は、南北1.3km、東西1.2kmの飛行場として、昭和14年(1939年)10月1日に開隊しました。開隊当初は、艦上爆撃機・艦上攻撃機の実戦機を使った操縦と偵察の練習航空隊として、隊員数約800名で始まりました。宇佐空では2人乗りの「九九式艦上爆撃機」、3人乗りの「九七式艦上攻撃機」を主に用いて訓練を行いました。卒業後は実戦部隊に配属され、真珠湾攻撃などの作戦に参加しました。
しかし、戦局に敗色が濃くなってくると、昭和20年(1945年)1月頃から有蓋掩体壕が作られるようになり、2月11日には宮崎基地より神雷部隊の一部が転入してきます。神雷部隊は第721海軍航空隊の通称で、人間爆弾「桜花」による特別攻撃隊でした。その頃から練習航空隊ではなく実戦部隊となり、神風特別攻撃隊の中継基地となりました。宇佐海軍航空隊でも、神風特別攻撃隊である「八幡護皇隊」が編成され、沖縄の特攻作戦へ飛び立っていきました。
宇佐への空襲は、昭和20年(1945年)3月18日の米軍艦載機での空襲が初めてで、4月21日の米軍爆撃機B-29の空襲では航空隊が壊滅的な被害を受けました。宇佐への空襲は計10回行われ、航空関係者や民間人も含め多くの犠牲者が出ました。
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