松井神社
「八代城跡」の北参道神橋の向かいにある神社です。
もと八代城の北の丸があったところで、はじめ加藤正方が母妙慶禅尼の隠居所を建て、枯山水の庭園が造られた場所です。
加藤家改易後は細川三斎(さんさい)がここに書院とお茶室を築き、庭園の整備を進めました。さらに松井家がこれを継承し、今日に至っています。庭園は城壁の土居を利用した低い築山と、泉水に続く心字池からなります。書院から築山の上に龍峰連山が遠望できるようにしてあり、全体的に簡素ですっきりした、わび茶にふさわしい庭園といえます。
名木臥龍梅は、三斎自らが「八代から百花の魁となる人材出でよ」と念じて植えたと伝えられ、昭和57年に県指定天然記念物となっています。松井神社は、松井家再興の祖康之と、干拓事業で八代地方の発展の基礎を築いた興長(おきなが)を祭神として、明治14年に当地に創建されたものです。
最終訪問日:2017.09.09.
松井神社 アクセス
名称 | 松井神社 |
住所 | 熊本県八代市北の丸町2-25 |
TEL | 0965-32-8805 |
URL |