とんねる横丁(戸尾市場)
佐世保市の戸尾市場(とのおいちば)は、大正時代から佐世保の台所として市民に親しまれてきた商店街です。戸尾市場はいくつかの市場で構成されており、中でも国道35号線沿いにある「とんねる横丁」は、先の大戦で掘られた防空壕をそのまま店舗として利用する商店街です。岩山に掘られた8本の防空壕などに鮮魚店や居酒屋などが並んでいます。
日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」の構成資産のひとつに登録されています。
太平洋戦争中は日本各地で空襲に備えて防空壕の掘削が奨励されました。 佐世保でも行政機関や町内会が主体となって掘削が行われましたが、 家族単位の物も多くありました。
現地案内板より転記
昭和20(1945)年6月の佐世保空襲では市街地の約6割が焼失し、多くの人が亡くなりましたが、 防空壕に避難して一命をとりとめた人もいました。
空襲で焼け出されてしまった人の中には、防空壕を住居や店舗に利用する人も少なくありませんでした。
この戸尾市場には、現在でも防空壕を利用した店舗もあり、「とんねる横丁」の名で親しまれると同時に、 焼け跡から復興を歩み始めた人々の逞しさを今に伝えています。
最終訪問日:2017.05.23.
とんねる横丁 アクセス
名称 | とんねる横丁 |
住所 | 長崎県佐世保市戸尾町~松川町 |
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