水上山 万寿寺
佐賀市大和町の隠れた紅葉名所という、「水上山 万寿寺(まんじゅじ)」。少し時期が遅かったようで、落葉していました。
万寿寺は、大治5年(1130年)善住和尚により創建されたお寺で、当初は天台宗の寺院でした。
後の仁治元年(1240)、神子和尚によって臨済宗に改宗されました。本尊は神子和尚作と伝えられる不動明王です。
本堂の左手には、手水舎や泉、羅漢像があります。
水上山万寿寺
(臨済宗本尊不動明王・通称お不動さん)大治5年(1130)善住和尚の開山といわれている。善住和尚は天台宗の僧であったが、仁治元年(1240)神子和尚によって禅宗にかわる。「神子禅師年譜」によれば和尚は平氏の康頼と筑後国三潴庄の住人藤吉種継の娘千代との間に生まれ41才のとき宗(中国)に渡って修行し水上山に来たのが46才のときといわれる。臨済宗東福寺を開山した聖一国師は当山第二世で、高城寺の開山円鑑禅師は当山三世である。永正十四年(1517)六十四世天享和尚は龍造寺隆信の曽祖父家兼の弟で、後柏原天皇により勅願時の錀旨を賜り勅願一世となった。九世是琢和尚は佐賀藩祖鍋島直茂のお側役として文禄の役に従軍している。享保十九年(1734)の記録では鍋島家寄進寺領高四十石余、山林三町余(約三ヘクタール)で寺域東西十町(約一キロ)南北十五町(約一・六キロ)内に伽藍が立ちならんでいた。塔頭(たっちゅう)八、末寺八十三で、鍋島家の祈願寺として格式高い寺であった。現堂宇は明治五年の火災後再建されたものである。
水上山 万寿寺 アクセス
名称 | 水上山 万寿寺 |
住所 | 佐賀県佐賀市大和町大字川上1109 |
TEL | 0952-62-1872 |
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