別府国際観光港のマイケル・リン壁画

⚠ 別府国際観光港のマイケル・リン壁画は、2015年9月27日(日)をもって展示終了しました ⚠

別府国際観光港の2階の待合室には、壁一面にマリケル・リンが手掛けた壁画が展示されています。この壁画作品は、2009年4月11日～6月14日まで開催された、別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」に出典され、その後もマイケル・リン氏の好意により、継続的に展示されている物です。 (展示期間予定:2014年3月31まで)

また、この壁画と対を成すふすま絵が、「platform04 SELECT BEPPU」に展示されています。

港を飾るにふさわしい、波を表現したブルーの模様の中に、色鮮やかな花が印象的な壁画です。この壁画の模様は、作者のマイケル・リン氏が考案した図柄ではなく、台湾の伝統的なテキスタイルなのだそうです。この花を最初に見たときは、蘭だと思い込んでいましたが、良く見ると見た事のない花です。台湾に実際この花があるのかは分かりませんが、この花も伝統的なテキスタイルなのだそうです。

マイケル・リン氏は1964年生まれで、現在主に台北、上海ブリュッセルを拠点に活動しているアーティストです。花に代表される伝統的な台湾テキスタイルのパターンを借りて、空間や建物の特徴を意識したペインティングを展開するのです。

台湾のテキスタイルの中から、別府の港に似合う物を見つけ出し、この場所に似合うテキスタイルを着せる・・・という感覚なのかもしれません。
別府国際観光港では、こんな大きな素晴らしい壁画を、無料で見ることができます。フェリー利用者でなくとも、マイケル・リンの壁画に会いに、別府観光港を訪れてみてはいかがでしょうか。