清水寺(きよみずでら)
「清水寺」 は みやま市瀬高町に位置する清水山にあり、天台宗の開祖である伝教大師(最澄)によって開かれた古刹で、 大同元年(806年)に最澄がねむの木で千手観音を刻んだのが始まりと伝えられています。安産、縁結び、子授けの観音様として信仰されています。
延享2年(1745年)には柳川藩藩主立花貞則が願主となって、山門が建立されました。天保7年(1836年)には「清水寺三重塔」が落成しました。山門より少し手前には「仁王門」や「五百羅漢」があります。また、境内から少し離れた位置には、雪舟の作と伝えられ、 国指定名勝に指定されている『清水寺本坊庭園』と『清水山ぼたん園』があります。
清水寺の 山門(楼門) は、木造入母屋二層造、階上、階下とも36.3㎡で、 造営当時は桧皮葺でしたが、現在は銅板葺に替わっています。
延享2年(1745年)柳川初代藩主立花宗茂公より六代目の藩主立花貞則公が願主となって、 大城源右衛門を大棟梁とし建立させたものです。
この山門は当時の柳川藩の建築技術水準の高さを示す威儀正しい建築といわれています。
階上には釈迦如来・文殊菩薩と、これを守護する持国・広目・増長・多聞の四天王の像が安置されています。
清水山の案内図を見ると、一番低い位置に『清水寺本坊庭園』と『清水山ぼたん園』、そこから少し上ったところに『五百羅漢』と『仁王門』、更に高い位置に『山門(仁王門)』があり、山門をくぐって石階段を上ると、『本堂』『阿弥陀堂』『記念館』や『なで仏』があります。本堂前から右手の小道を抜けると、『清水寺三重塔』や『秩父観音』があり、更にその奥に『展望台』と『清水公園』があります。
本吉山 清水寺(もとよしやま きよみずでら) ;
[現地案内板より転記]
平安の始め、伝教大師(でんきょうたいし)最澄(さいちょう)さまは、唐(中国)から帰られる途中、 有明海の東方山中に美しく輝く光を求めて、一羽の雉(きじ)の道案内でこの山にわけ登り、 苔むしたねむの木の霊木を発見されました。
この上なく喜ばれた大師は、この木に地から生えたまま二丈六尺(約5m)の千手観音像を刻まれ、 大同元年(806年)お堂を建て、観音様をお祀りされました。 これが本堂です。
木の本で刻まれた観音様だから、この寺の山号を本吉山と称し、麓の部落を本吉と言います。
ちなみに玩具「きじ車」は、大師を道案内した由来にもとづき作られたものです。
清水寺のなで仏さまは、身体の痛むところを撫で、その手で仏様を撫でると痛みが取れると云われています。
訪れた時に居合わせた地元の方っぽいオジサマは、この仏様を撫でるとパチンコが当たると力説されていましたが、真偽の程は・・・?
最終訪問日:2013.04.29.
清水寺 アクセス
名称 | 清水寺 |
住所 | 福岡県みやま市瀬高町本吉1119-1 |
TEL | 0944-63-7625(社務所) |
URL |