芥屋の大門
芥屋の大門(けやのおおと)は、糸島市志摩にあり、玄界灘の荒波にそそり立つ、日本最大の玄武岩洞のひとつです。(日本三大玄武洞=芥屋の大門・唐津七ツ釜・兵庫県豊岡市玄武洞)
海蝕作用によってできた、高さ64m、奥行90m、間口10mの神秘的な洞窟があります。昭和41年3月3日に国の天然記念物に指定されました。
芥屋の大門の神秘的な海蝕洞を見るためには、4月~11月にかけて運航している「芥屋の大門遊覧船」に乗り、 玄界灘から見なければなりません。
芥屋の大門 遊覧船
4月~11月にかけて運航しており、乗船は1人から可能です。 運航時間などは公式サイトから確認を。
平日はお客は少ないのでしょう、貸切状態で乗船しました。遊覧船の乗り場は、芥屋海水浴場から近い、旅館や食事処が集まる芥屋漁港の 「民宿 磯の屋」の横にあります。
芥屋漁港から出発し、芥屋の大門を見て、海蝕洞の入り口から少し中に入り、また戻ってくるまでの所要時間は約30分です。
遊覧船に乗船して、玄界灘へ乗り出します。小さな船なので、かなり揺れます。船上から唐津方面を見ると、遠くに姫島(糸島市志摩の離島)が見えます。
大門に近づいてくると、黒々とした柱状の玄武岩が縦に幾重にも重なっているのが見て取れます。 先端の方へ回り込むと、ぽっかりと空いた海蝕洞と、左手に小さな玄武岩が2つ並んでいます。 海蝕洞のある大きな玄武岩、芥屋の大門は玄武岩が縦に重なっているのですが、 横に2つある小さな玄武岩は、岩が横に並んでいます。
近づくと、驚いたことに、海蝕洞の入り口で釣りをしている方がいました。芥屋の大門の周りには自然遊歩道がありますので、どうにかして歩いて近づけるのか、それとも船で送ってもらったのか・・・?
遊覧船で、海蝕洞の入り口からちょっとだけ中に入ります。船から玄武岩を触れるくらい近づきます。ごうごうという海の音と、暗い海蝕洞が、吸い込まれそうな雰囲気でちょっとドキドキします。
芥屋の大門公園
玄界灘に突き出した芥屋の大門の手前、黒磯海岸に挟まれた陸地側は芥屋の大門公園となっており、 海岸から芥屋の大門の上辺りまで自然遊歩道が続いています。
駐車場は大祖神社の近くにあり、駐車場横にはトイレ、芥屋物産直売所があります。そこから海の方へ石畳の道が続いており、海岸手前には「大門神窟」という額の入った鳥居が建っています。
大祖(たいそ)神社 には土俵があります。芥屋は昔から相撲が盛んで、大祖神社相撲場では毎年9月1日に八朔祭と併せて、台風の大風を防ぎ、五穀豊穣を祈願する神事として「風止め相撲」が行われます。
たまたま9月1日に行き合わせた事がありますが、地元の小学生などが参加して、大人も子供も楽しそうに相撲を取っていました。
芥屋の大門 アクセス
名称 | 芥屋の大門遊覧船 |
住所 | 福岡県糸島市志摩芥屋677 |
TEL | 092-328-2012 |
URL | http://www.keyaotokankousha.jp/ |
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