競秀峰 ⦅山国川を挟んで対岸から見る⦆
競秀峰(きょうしゅうほう)は、山国川下流側から巨峰や奇岩群が約1kmに渡って連なる名所で、本耶馬渓を代表する名勝です。11の峰や岩が競い合うように連なることから「競秀峰」と呼ばれています。
競秀峰という名前は、1767年に江戸浅草寺の金龍和尚が命名し、1818年に頼山陽が「耶馬渓図巻」によって紹介し、広く知られるようになりました。また、1894年には福沢諭吉が競秀峰の景観保護のため、私財を投じて3年がかりで一帯を買収したことで知られています。
競秀峰は、北の方から、一・二・三の峰、恵比寿岩、鬼面岩、妙見岩、大黒岩、殿岩戸、鉾岩、釣鐘岩、陣の岩、八王子岩など、巨峰、奇岩群が約1kmに渡って連なっています。
その競秀峰の裾野に、江戸時代の僧・禅海が長い年月をかけて掘ったトンネルがあり、「青の洞門」と呼ばれています。
青の洞門と競秀峰 ⦅洞門南側から散策する⦆
青の洞門、競秀峰 を見学するには、洞門の南側に位置する公共駐車場に車を停めると良いでしょう。周囲にトイレや食事処、競秀峰探勝道(登山道)の入口があります。駐車場付近から、対岸に渡るための「青の禅海橋」が架かっていますので、対岸から競秀峰全体を眺めるのこともできます。
駐車場近くには、禅海和尚の銅像と、菊池寛の銅板プレートがあります。
越後で生まれた曹洞宗の禅海和尚は、修行の為に諸国を巡る中、享保の頃に耶馬渓にやって来ました。当時ここは、山国川沿いに屏風のように連なる岩壁で、その裾に青野渡と呼ばれる桟橋がかけられ、鉄の鎖を命綱にして渡るという「鎖渡し」と呼ばれる難所でした。
羅漢寺 に参拝する際にここに立ち寄った禅海和尚は、この危険な道で足を踏み外して人馬が墜落死するのを目にし、隧道を造ることを決意しました。中津藩の許可を得て、自力でこの大岩壁を鑿と槌とで掘削を開始し、寛延3年(1750年)には第一次落成式が行われました。開通後には通行料を徴収したという話が伝わっており、日本で最初の有料道路と言われています。
明和元年(1764年)には、ついに約30年の歳月をかけて約342mの隧道を貫通させました。そのうちトンネル部分の延長は約144mあります。
青の洞門と競秀峰は、明治時代中期には観光名所として全国から観光客が訪れていました。更に、菊池寛の小説『恩讐の彼方に』で有名になりました。この小説は、大正8年(1919年)に青の洞門に伝わる話を題材に書かれたものです。主要なエピソードは作者の創作ですが、僧侶が洞門を開削したお話です。
青の洞門は、現在は車両が通行できる市道樋田中島線の一部となっています。道幅が狭いため、片側交互通行になっており、トンネルの北側と南側に信号機が設置されています。
青の洞門は、禅海和尚が手掘りで掘削した洞門ですが、明治39年(1906年)から翌年にかけて行われた大改修で、完成当初の原型はかなり失われてしまいました。
完成当時の原型はほぼ留めていませんが、洞門の北側と南側に、それぞれ禅海和尚の手掘り洞門の一部が残されています。
南側にある手掘り洞門は、南側信号機辺りの現在の車道下にあり、信号機付近に洞門の入口があります。洞門はコンクリートで補強された部分もありますが、一部手掘りらしき場所が残っています。
禅海和尚の手掘りの洞門部分を出て、現在の車道へと進みます。車道を北に向かって歩くと、岩盤に掘られたトンネルが続きます。
禅海和尚が完成させた当時のままではないとはいえ、岩肌がそのまま見えるようなトンネルです。
北側にある禅海和尚の手掘り洞門は、青の洞門の石碑辺りから入ったところに残されており、禅海和尚が開けた明り取りの窓と共に残されています。
競秀峰探勝道入口
青の洞門の南側に位置する公共駐車場付近に、競秀峰探勝道(登山道)の入口があります。探勝道の入口には、東郷平八郎元帥の揮毫で建立された「新日本三景之碑」があります。
競秀峰への登山口は、青の洞門の南側に⒉ヶ所、北側に1ヶ所あります。
最終訪問日:2025.04.12.
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競秀峰・青の洞門 アクセス
| 名称 | 青の洞門 |
| 住所 | 大分県中津市本耶馬渓町曽木 |
| TEL | |
| URL |
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