大叫喚地獄 [雲仙地獄]
大叫喚地獄(だいきょうかんじごく)は、雲仙地獄の中で最も噴気が活発なエリアです。
「大叫喚地獄」とは、仏教の八大地獄のひとつのことで、「殺生」「盗み」「邪淫」「飲酒」「妄語(嘘をつく)」の罪を犯した者が堕ちる地獄です。
雲仙のこの場所が、大叫喚地獄と名付けられたのは、雲仙はかつて仏教聖地の中心地であり、その影響があるとされています。また、火山噴出口から噴き出すガスの音が、地獄からの叫び声や喚き声のように聞こえることから名付けられました。
現在、最も活発な噴気活動をしているのがこの一帯で、大叫喚地獄と言います。 雲仙地獄の一番高い位置にあって、白い噴気は30~40mにも上がります。 ゴウゴウという噴気音が、地獄に落ちていく亡者の絶叫のようにも聞こえ、この名前が付きました。
噴気は120度もの高温の水蒸気で、硫化水素ガスを含み、強い硫黄の臭いを漂わせています。 【現地案内板より】
大叫喚という名前は、噴気口から聞こえてくる低温(アー、オー)が地獄からの叫び声や喚き声のように聞こえることに由来しています。
この音はガラス瓶に口を当てて吹いた時にでる低温と同じ原理で、噴気口を火山ガスが勢いよく通る際に発生します。
大叫喚地獄は、雲仙地獄に現在30あると言われる地獄の中で、最も活発に噴気を出しています。噴気が活発な区域は長い年月をかけて西から東に移動していると言われており、ここより西にある旧八万地獄(噴気が沈静化)やさらに西にある原生沼(噴気が止まり植生が回復)と比べるとそのことがよく分かります。
邪見地獄 / 葬頭川の婆石
大叫喚地獄より遊歩道を下っていくと、「邪見地獄」と「葬頭川の婆石」があります。
邪見というのは、人を妬む、醜い心の事です。 この温泉のお湯を飲むと、夫婦や友達の間で生じた、嫉妬心による不和を解消すると言われています。
ところが実際には強酸性の温泉で、とても飲めるような物ではありません。きっと、邪見を捨てる場所という事なのでしょう。 【現地案内板より】
「葬頭川(しょうずか)(そうずがわ)」とは、三途の川のことで、人が死んであの世に行く途中、初七日に渡るという川です。
生前に悪い行いをした物に、どのような苦しみを与えるか判断する閻魔大王が座る場所が「葬頭川(そうずがわ)の婆石」です。
最終訪問日:2024.11.14.
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雲仙地獄 アクセス
名称 | 雲仙地獄 |
住所 | 長崎県雲仙市小浜町雲仙 |
TEL | 0957-73-3434(雲仙市観光協会) |
URL |
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日本の山岳リゾート発祥地のひとつ”雲仙”に佇む大人のためのリゾートホテル。 9,158㎡の敷地にエントランス、宿泊棟、レストラン棟、離れ。 大人の旅に相応しい上質感でゆったりとした時を過ごせます。
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