高塚愛宕地蔵尊
「高塚さん」の愛称で親しまれている高塚愛宕地蔵尊は、神仏混淆(こんこう)の信仰形態を残す珍しい例として知られます。
約1200余年前、行基という偉い僧が聖武天皇の御命を承けて筑紫の国を巡った帰路に高塚に立ち寄り、山中で一心に地蔵菩薩を念じていると、大きな公孫樹(いちょう)の中に乳房の形をした宝珠を見つけました。行基は自ら一体の地蔵菩薩を彫り、里人たちに教えを説かれました。
その後、公孫樹の大木は「乳銀杏」と呼ばれ子宝や乳の出が良くなる霊樹として信仰を集め、現在では樹齢千年を超えます。
元々は「乳」の御利益があるとして信仰されていましたが、今では 病気平癒、学業成就、商売繁盛などの諸願成就に御利益があると沢山の参拝者が訪れています。
本堂の裏側にある「お抱え地蔵」 は自ら抱えてお願いする事に依り御利益を頂くというもの。 御利益を頂くための長い列が出来ていました。 他にも撫でて御利益を頂く「恵みの玉」 や飲むことの出来る「霊水」 などがあります。
また、この地蔵尊の本殿や拝殿など至る所に祈願文が貼られています。 願い事を年齢の数だけ書いて奉納すると御利益があるそうです。 この大量の祈願文は、年4回焼納されています。
高塚愛宕地蔵尊 アクセス
名称 | 高塚愛宕地蔵尊 |
住所 | 大分県日田市天瀬町馬原3740 |
TEL | 0120-417-381 |
URL | https://takatukasan.com/ |
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