旧陸軍大刀洗飛行場の掩体壕
現在の福岡県三井郡大刀洗町、朝倉郡筑前町と朝倉市にまたがる地域には、かつて東洋一と言われた日本陸軍の飛行場「大刀洗飛行場」がありました。大正8年(1919年)に誕生し、終戦間近の昭和20年(1945年)まで存在した飛行場で、当時は飛行場に付随する施設が数多く存在し、一大軍都を築いていました。しかし、昭和20年(1945年)3月にはアメリカ軍の大空襲により壊滅的な被害を受け、民間人を含む多くの命が失われました。
また、今でこそ「特攻基地」と聞いて真っ先に頭に浮かぶのは、鹿児島県知覧町の「知覧基地」と思われますが、その知覧基地は大刀洗陸軍飛行学校の分校として開設されたのが始まりです。
そんな大刀洗飛行場の歴史を伝える遺構が、「大刀洗平和記念館」の周辺に幾つか現存しています。この「掩体壕」も、大刀洗飛行場の貴重な遺構のひとつです。
「掩体壕(えんたいごう)」とは、戦時中に敵の空襲から軍用機を守るために設置された格納庫のことで、このようなコンクリート製の有蓋掩体壕と、もっと簡素な天井のない無蓋掩体壕とがありました。大刀洗飛行場周辺にも幾つもの掩体壕が造られましたが、現存しているのはこの一基のみとなっています。
正面から見ると、戦後になって取り付けられたコンクリートの壁と窓枠が見えます。何に使っていたんでしょうか??
周囲は田んぼなので、近づくことは出来ず、遠景から撮影します。この掩体壕は、大刀洗平和記念館からは少し離れた場所、筑前町の温泉施設「カルナパーク花立山温泉」の近くにあります。
正面からは田んぼに阻まれて、近づいて見ることは出来ません。後ろからの方が、全面よりは近くから見る事が出来ます。周囲は柵があって入れませんが、道路から割と近い位置にありますので、コンクリート造りの掩体壕が良く見えます。
最終訪問日:2019.02.18.
旧陸軍大刀洗飛行場の掩体壕 アクセス
名称 | 旧陸軍大刀洗飛行場の掩体壕 |
住所 | 福岡県朝倉郡筑前町高上937−3 |
TEL | |
URL |
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