不老山正光寺・白い彼岸花まつり
築上郡築上町にある「不老山 正光寺」は、天徳寺(曹洞宗)の末寺で、行基作と云わる文殊菩薩を守り本尊としています。
鎌倉時代から戦国時代にかけて豊前地域を治めた、豊前宇都宮氏初代の信房が豊前の地に入国する時、一族の守り本尊である文殊菩薩を下野国から招来させ開基したと伝えられています。
文殊菩薩は、仏教のあらゆる教えを説く仏として、知恵をつかさどると云われています。
正光寺の文殊菩薩は檜材の寄木造で、農耕牛を思わせる力強い獅子に座しており、総高は1mあります。2月25日と26日に「智恵の文殊大祭」が行われ、文殊菩薩が御開帳されます。
また9月には、境内に白い彼岸花が咲き、「白い彼岸花まつり」が開催されます。
不老山正光寺は、築上郡築上町を走る県道237号沿い、伝法寺(地名です)地区にあり、「岩戸見神社」の鳥居が目印です。
この鳥居から入ると道が狭いので、鳥居を通り越して最初にある脇道に右折すると、正光寺の駐車場があります。
彼岸花が咲く時期には、警察官や地域の方が立っているので分かると思います。
「白い彼岸花まつり」は地域の方々によって開催されている祭りで、 地域の農産物や特産品などが販売されています。
不思議にお彼岸に合わせた様に咲く彼岸花は、別名「曼殊沙華」と呼ばれ、赤い物が一般的ですが、 白や黄色の物もあります。
ここ正光寺の白い彼岸花は、50年ほど前、もともと前伝法寺地内の田の畦に生えていた白い彼岸花の球根を所有者から譲り受け、 正光寺境内に植えたことから始まったそうです。 今では約10,000本の白い彼岸花が咲くそうで、白い彼岸花がこれだけまとまって咲くのは珍しいそうです。
本堂の右手側には、白い彼岸花が植えられた丘に、野点の場所と休み処が作られています。
内野東庵が植樹した楠の根元には、黄色い彼岸花が植えられています。
最終訪問日:2017.09.23.
不老山正光寺へ向かう伝法寺地区の風景
不老山正光寺 アクセス
名称 | 不老山正光寺 |
住所 | 福岡県築上郡築上町伝法寺760 |
TEL | 0930-54-0772 |
URL |
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