雷山 千如寺 大悲王院(らいざん せんにょじ だいひおういん)
糸島市雷山にある「雷山 千如寺 大悲王院」は、真言宗大覚寺派の古刹で、雷山の中腹に建つ寺院です。成務天皇48年(西暦178年)にインドから渡来した清賀上人という僧が開創したと言われています。
本尊の十一面千手千眼観世音菩薩像 (じゅういちめんせんじゅせんがんかんぜおんぼさつぞう)は、 清賀上人が1本の白椿から作ったと言われる、高さ4.6mもの立像で、国指定重要文化財に指定されています。
頭部に十一面、本体に四十二本の手、光背に千の手があり、千の慈眼・慈手を持っておられます。
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拝観料を払って中に入ると、本堂内の「十一面千手千眼観世音菩薩像」やその他数々の仏像をはじめ、中庭の心字庭園、裏の斜面には五百羅漢、清賀上人の像を安置した開山堂などを拝観することができます。
紅葉の名所としても名高い千如寺の見所は、大悲王院横にある県指定天然記念物の、樹齢400年の大楓です。福岡藩主黒田継高により、寺院開山記念として植樹されたものと伝えられています。
この寺の紅葉は、この大楓だけではなく、200本を超えるモミジが次々に紅葉していきます。
裏庭にあたる「心字庭園」は「心」という字に造られています。県の天然記念物の香木:白檀(びゃくだん・びゃくしん)があります。
「観音堂」では、お坊さんによる心字庭園や雷山にまつわる説明、身代わりのお札の案内、「十一面千手千眼観世音菩薩像」の御開帳や数々の仏像を拝観出来ます。
更に廊下を上ると、本堂裏の「開山堂」へ。その横には「五百羅漢」が安置されています。
では建物内から出て、外から紅葉を鑑賞します。
右の写真は本堂を正面から見たところで、振り返ると仁王門があります。 仁王門は平成2年に建立された物で、京都醍醐寺仁王門の様式を参考に作られた物です。
左の写真は室町時代の建立である「聖天堂」です。
聖天堂より観音堂への参道である階段が続きます。(観音堂の中に入るためには、拝観料を払い、料金所横から入ります)
この階段の途中から左に行くと、大護摩道場があります。 こちらの紅葉もなかなか綺麗です。
最終訪問日:2021.10.29.
雷山千如寺大悲王院 アクセス
名称 | 雷山千如寺大悲王院 |
住所 | 福岡県糸島市雷山626 |
TEL | 092-323-3547 |
URL | https://sennyoji.or.jp/ |
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