旧澤原家住宅/三ツ蔵
旧澤原家住宅 は江戸時代からある民家で、国の重要文化財に指定されています。文化財として、主屋もさることながら、三棟並列型の「三ツ蔵」は、類例が少ない特徴ある建物です。基本は外観のみの見学で、一般公開はされていません。
澤原家は、澤田屋という屋号の商家で、後に庄屋、郡長、呉市長、貴族院議員などを務めた名家でした。かつての街道の東西に宅地が広がっており、東側に主屋などが、西側に土蔵があります。
呉市はアニメ映画『この世界の片隅に』の舞台となっており、観光の一助となっています。ここ「旧澤原家住宅」も茶色い土壁の三ツ蔵が登場しており、往時の呉の姿を垣間見ることができます。
この三棟並列型の「三ツ蔵」は、類例が少ない特徴ある建物で、漆喰と藁を編んだものを重ねて作られた「藁のレインコート壁」(簔壁)で作られています。江戸時代後期の文化6年(1809年)に建てられました。今では土壁が剥がれて、藁が見えており、どのように造られているのかを目にすることができます。
街道を挟んで、主屋等は東側にあります。主屋南に前座敷、表門、三角蔵があり、北に元蔵があります。街道の西側には三ツ蔵と新蔵があります。
この道は長ノ木街道と呼ばれ、江戸時代初期までは、呉と広島を結ぶ唯一の道でした。
主屋:宝暦6年(1756年)建築
新蔵:明治38年(1905年)建築
表門:文化2年(1805年)建築(江戸時代後期)
三ツ蔵:文化6年(1809年)建築(江戸時代後期)
最終訪問日:2024.06.15.
旧澤原家住宅/三ツ蔵 アクセス
名称 | 旧澤原家住宅 |
住所 | 広島県呉市長ノ木町2-9 |
TEL | |
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