呑山観音寺『秋の特別拝観 瑜祇大宝塔と両頭愛染明王』
有料の「特別拝観」では、「瑜祇大宝塔」が御開帳され、御本尊の両頭愛染明王を参拝できます。「鐘楼堂」「七福神堂」もあります。
参拝料を払うと「記念(祈念)散華」の花びらの形の紙を頂きました。
祈念散華は、裏面に願い事を2つ書いて、瑜祇大宝塔の両頭愛染明王に投げ入れ、祈念するのだそう。
瑜祇大宝塔
「瑜祇大宝塔(ゆぎだいほうとう)」は、御本尊に両頭愛染明王(りょうずあいぜんみょうおう)をお祀りしています。
令和元年着工、令和四年完成の新しい建物で、総高21m、総木造、本瓦葺き、漆塗り、漆喰仕上の塔です。
拝観料を支払う際に頂いた、花びら型の「記念(祈念)散華」に願い事を2つ書いて、この塔に散華(花びらを散らす)します。
願い事が2つなのは、愛染明王が両頭だからですね。
瑜祇塔とは
現地案内板より
具(つぶさ)には「金剛峯楼閣瑜祇塔(こんごうぶろうかくゆぎとう)」。金剛智三蔵訳「金剛峯楼閣一切瑜伽祇経」に基づく、密教独自の「深秘の宝塔」で、多宝塔の原型とされる。
金亀の背上に建ち、屋根の中央と四隅に瑜祇五鈷(ゆぎごこ)を表す相輪聳え、道内に八本の柱を有する、仏の宮殿「五峯八柱(ごぶはっちゅう)の宝楼閣」となっている。
弘法大使は、高野山を「瑜祇経」に由来して寺名を「金剛峯寺」と名付けられた。高野山に「瑜祇塔」の建立を発願なさるも、遂に叶わず、貞観12年(680年)、弟子の真然大徳(しんぜんだいとく)により建立された。
この塔は、真言密教伝来の扉を開いた真言八祖の第一、龍猛菩薩(りゅうみょうぼさつ)の伝説に登場する「南天の鉄塔」を模した塔とも伝わっている。
鐘楼堂
通常は鐘をつくことはできません。
毎年大晦日の23:30から、参拝者が除夜の鐘をつくことができます。
七福神堂
木造のお堂で、中には大黒天を中心に七福神が祀られています。
お堂の前には大黒天の石像が。その入り口には、左右にお社があり、薬師如来の石仏が祀られています。
最終訪問日:2023.11.09.
天王院 アクセス
名称 | 天王院(呑山観音寺境内) |
住所 | 福岡県糟屋郡篠栗町萩尾1-20 |
TEL | 092-947-6384 |
URL | https://www.nomiyamakannonji.com/ |
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