風頭公園／坂本龍馬之像

風頭公園 は、長崎市内の伊良林(いらばやし)地区にある標高151.9mの風頭山に整備された公園です。遊具や多目的広場、「坂本龍馬之像」や上野彦馬の墓があり、展望台からは長崎市街地や長崎港が望めます。長崎名物「ハタ揚げ(凧揚げ)」の名所でもあり、春は桜、初夏はアジサイが楽しめる公園です。

伊良林地区は、幕末期に坂本龍馬らが日本初のカンパニー「亀山社中」を結成した場所であり、「亀山社中記念館」や「龍馬のぶーつ像」など、龍馬にまつわるスポットが点在しています。

風頭公園には、江戸時代初期に長崎の町を作るために使われた、石切場がありました。ここで採れた石は風頭石と言われ、「眼鏡橋」をはじめとする中島川石橋群や、諏訪神社の二の鳥居、長崎奉行所の階段、丸山遊郭裏門階段など、長崎の町づくりに使われました。
風頭公園のグランドは、岩山を切り取って平坦にした場所なのです。

風頭公園にある「坂本龍馬之像」は、台座1.8ｍ、銅像3mのブロンズ像で、腕組みをしてブーツを履き、長崎湾を眺めています。長崎在住の彫刻家である山崎和國氏の作品で、市民や有志からの募金によって建立されました。この像の原型が、「若宮稲荷神社」に建てられています。