糸島ウォーキング〖古代伊都国跡を巡る編 ② 伊都国歴史博物館／細石神社／三雲南小路遺跡〗

怡土（いと）小学校に隣接する、「伊都国歴史博物館」です。伊都国歴史博物館と、川原川を挟んで「ファームパーク伊都国」があります。

「伊都国歴史博物館」では、糸島市内の遺跡等で出土した、弥生時代を中心にした数多くの文化財を収蔵・展示しています。

「ファームパーク伊都国」は、農林業の活性化を図るための拠点として作られました。農産物直売所とカフェのある農業公園で、イベントや体験講座などを行っています。

続いて向かうのは、「細石（さざれいし）神社」
細石神社は、古代伊都国の中心に位置し、昔は神田（しんでん）も多く大社でしたが、太閤検地にて社領は没収され衰退したと伝えられています。
また、細石（さざれいし）や井原（いわら）の名などから、「君が代」の起源がこの地域にあるのではないかとの説もあります。
祭神は磐長姫と妹の此花咲夜姫（日向第一代ニニギノミコトの妃）の二柱。
元禄八年の「細石神社御縁起」では天正十五年豊臣秀吉により、神田没収とあり、これ以前については、判明していません。

「三雲南小路（みくもみなみしょうじ）遺跡」は、ただの広場に案内板が立つのみ。

弥生時代中期後半（紀元前1世紀頃）の大型方形墳丘墓で江戸時代後期に1号甕棺墓（かめかんぼ）、昭和50年に2号甕棺墓が発見されました。
他には見られない豪華な副葬品や墓の規模から、伊都国の初代王墓と考えられています。

この「三雲南小路遺跡」から道路を挟んで反対側辺りが、「井原鑓溝（いはらやりみぞ）遺跡」の推定地とされています。