細島灯台

日向岬の細島半島先端に建つ⻄洋式の灯台で、初代の灯台は明治43年(1910年)5月10日に宮崎県によって設置点灯しました。白色六角形で、石材・煉瓦・木材・鉄板を組み合わせた設計でしたが、なんと初点灯から12日後に火災で焼失。そして同年12月20日に建替えられました。
昭和15年(1940年)に国の管理へ移行し、昭和16年(1941年)にコンクリート造り灯台へ建替えられました。当時は戦時中であり、地元の青年団が勤労奉仕で参加しました。
平成3年(1991年)に改良改修工事を行い、現在の姿となりました。
平成31年(2019年)に国の登録有形文化財に指定されました。

細島灯台は、地上からの高さ約11ｍの円筒形で、鉄筋コンクリート造です。水中から灯火までは、約101mあります。塔身上部にバルコニーがあり、金属製のドーム屋根の灯室を載せています。
光の届く距離は19海里（約35km）

灯台の先に展望所が設けられており、ここからも日向灘と水平線を眺めることができます。

灯台への遊歩道入口に設置されたキャラクターは、細島灯台を擬人化したもの。
「燈の守り人」は、全国の灯台を擬人化し、その歴史や文化的価値を伝えるメディアミックスプロジェクトです。