雲仙山 満明寺
「雲仙山 満明寺」は、雲仙温泉街の小高い丘に建つ寺院で、山号は「雲仙山(うんぜんざん)」、本尊は釈迦如来です。
701年(大宝元年)に行基により「温泉山(うんぜんさん) 満明寺」が開山されさたと云われており、この時合わせて、現在の「温泉神社」である「四面宮」を祀ったと云われています。「四面宮」はその名の通り、島原半島の山麓4ヶ所に分社が置かれ、ここ雲仙地獄の四面宮が、その総本山と言われています。その後更に分社され、現在は25社あると言われています。
「雲仙山 満明寺」は、雲仙温泉街の一角、「温泉神社」や「界 雲仙」から国道57号を挟んで向かい側に位置します。
長い階段を上ると、本堂である大仏殿があり、この中には高さ5mの黄金の釈迦如来「雲仙大仏」が鎮座しています。
雲仙はもともと、「温泉」と書いて「うんぜん」と読んでいました。1934年(昭和39年)に国内最初の国定公園として指定された際に、他の温泉地との混同を避けるため、「雲仙」と改められました。
満明寺は、幾度も焼失と再建を繰り返し、1640年(寛永16年)には「温泉山満明寺一乗院」として復興され、1680年(延宝8年)に「温泉山一乗院」として正式に認可されました。
1869年(明治2年)には神仏分離令を受け四面宮を国魂神社とし分離し、 一乗院は本坊を現在の雲仙市南串山町に移転し、雲仙の境内は飛地境内の「一乗院釈迦堂」となりました。
1976年(昭和51年)に一乗院釈迦堂境内が京都の御室仁和寺から「雲仙山大乗院満明寺」の寺号を受け、1980年(昭和55年)に雲仙山満明寺が南串山町の温泉山一乗院から正式に独立し、現在に至っています。
最終訪問日:2024.11.14.
雲仙大仏 (2012年撮影)
本堂の中には、5mの純金箔の「雲仙大仏」が鎮座しています。この金色ピカピカの大仏様は、螺髪が鮮やかなブルーをしていて余計に派手さが増しています。半開きの目に大き過ぎるお耳、表情は少し厳しさを感じます。
雲仙大仏の彫刻は木造で、京都で造られました。雲仙地獄の硫黄での劣化を鑑みて、5 層もの純金で覆われています。
境内の仏像など
満明寺に隣接する林へ向かう散策路には、ミニ四国八十八ヶ所が造られており、気軽に八十八所巡りができます。
満明寺本堂のすぐ左手に当たる広場は、「極楽公園」と名付けられており、雲仙温泉街を一望できる見晴らしの良い公園となっています。
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雲仙山 満明寺 アクセス
名称 | 雲仙地獄 |
住所 | 長崎県雲仙市小浜町雲仙321 |
TEL | |
URL |
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日本の山岳リゾート発祥地のひとつ”雲仙”に佇む大人のためのリゾートホテル。 9,158㎡の敷地にエントランス、宿泊棟、レストラン棟、離れ。 大人の旅に相応しい上質感でゆったりとした時を過ごせます。
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