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島原城

島原城 wide (1)

島原城

「島原城」は、雲仙の麓、有明海側に位置します。江戸初期に松倉重政が安土桃山様式の築城技術の粋を集め、約7年の歳月を費やして築きました。「四壁山」「森岳」などと呼ばれた小高い丘を利用して築城したので、別名「森岳城」や「高来城」とも呼ばれていました。

現在は、城跡は国の史跡に指定されており、昭和期に「天守閣」「西の櫓」「巽の櫓」「丑寅の櫓」が復元されています。天守閣のみ有料施設となっています。

「西の櫓」の方から見た、島原城天守閣
島原城入口付近の石垣

「天守閣」には1階にキリシタン史料館、2階3階は郷土民族史料を展示する史料館、最上階は展望所となっています。他にも、「巽の櫓」は北村西望記念館、「丑寅の櫓」が民具資料館など、復元された建物が様々な展示室となっています。雲仙普賢岳噴火災害を紹介する「観光復興館」も建てられました。

この地はかつて有馬晴信が本陣を構えて佐賀・龍造寺隆信軍を撃破したところで、森岳と呼ばれていました。元和2年(1612年)に五条(奈良県)から入封した松倉豊後守重政は、森岳と呼ばれた高地を城の形に切り取って石垣を積み、堀を掘って城を築きました。築城は元和4年(1618年)に着工し、7年の歳月を費やしました。同時に島原城下町も整備したと言われています。
島原城は、南北に連なる連郭式平城で、外郭は周囲約4kmの長方形で塀をめぐらし、城門が7か所、建築物は天守閣と、櫓が44か所ありました。

西望記念館として使われている「巽の櫓」
丑寅の櫓前から、天守閣と本丸内を写す

以来、松倉氏・高力氏・松平氏・戸田氏・再び松平氏と、4氏19代の居城を務めました。
その間には1637年(寛永14年)の島原の乱では一揆軍の猛攻をしのぎ、1792年(寛政4年)の島原大変時には、地震と大津波にも耐えました。そして明治維新で廃城となり、明治9年(1876年)に解体されました。
現在の天守閣は1964年(昭和39年)に復元されたものです。

島原城 wide (5)
二ノ丸から本丸の石垣を見る

最終訪問日:2024.11.16.

❖ 天守閣 [キリシタン史料館についてはコチラ] [2階~5階の展示についてはコチラ]

「天守閣」は、1964年(昭和39年)に復元されたものです。1階は「キリシタン史料館」、2階は「郷土史料館」、3階は「民俗史料館」、4階は「休憩室・観光コーナー」、5階は「展望台」になっています。

キリシタン史料館には、島原半島のキリシタン文化、禁教令からのキリシタン迫害、そして島原の乱と、島原半島とキリスト教についての展示がされています。

1階はキリシタン史料館
島原城から出土した「黄金の十字架」
島原の乱についての展示
2階の郷土史料館
3階の民俗史料館
5階は展望台
天守閣から東側を眺める。熊本方面

❖ 西の櫓 [詳しくはコチラ]

「西の櫓」は、1960年(昭和35年)に復元されたものです。内部は、全国の名城画・こけし・民芸品などを展示しています。島原城の石垣外の正面入口から見えているのが、西の櫓です。

西の櫓の周囲には、時計台、お城の鐘もあります。

西の櫓は撮影スポットとしておすすめで、記念撮影用の日付が設置してあります。天守閣の全体を斜め前から捉えることができます。

西の櫓
島原城の入口から見えるのが、西の櫓
お城の鐘
西の櫓は、天守閣全景を写す、絶好の撮影ポイント

❖ 巽の櫓/西望記念館 [詳しくはコチラ]

「巽の櫓」は、天守閣の右後方に建つ三層櫓で、現在は南島原市出身の彫刻家・北村西望氏の作品を展示する「西望記念館」となっています。櫓前の広場にも西望氏の彫刻が配置されています。また、西望氏の彫像は、島原城内の他の場所にも点在しています。

北村西望の作品と、巽の櫓(西望記念館)
巽の櫓の前に建つ、天草四郎像
平和祈念像の顔部分
5歳の長男をモチーフに造られた「将軍の孫」

❖ 丑寅の櫓/民具資料館 [詳しくはコチラ]

「丑寅の櫓」は、昭和55年(1980年)に復元されました。現在は民具資料館として、明治・大正・昭和の暮らしが偲ばれる品々が展示されています。

丑寅の櫓の前には、梅園や、景華園遺跡の支石墓(移設)などがあります。

現在は「民具資料館」として利用されている「丑寅の櫓」
諫早門

❖ 御馬見所

「御馬見所(おんうまみしょ)」は、幕末の藩主松平忠和公の時代に藩士の訓練状況を見るために建てられました。
もともとは三ノ丸にあり、明治維新後に口之津町に移築され、昭和41年に再び城内に移築された貴重な建物です。

御馬見所

❖ キリシタン墓碑 [詳しくはコチラ]

本丸内北側に4基のキリシタン墓碑が置いてあります。その周囲には、キリシタン墓碑の他に、石造り水道管4つ、籠城用梅干かめ2つ、オリンピックの聖火台、北村西望氏の像、宮﨑康平の碑、小さな稲荷社などがあります。

4基のキリシタン墓碑は、右側の2基の墓碑は「干十字」が刻まれており、右から2基目の干十字は良く見えます。左側の2基は、碑面が削り取られて手洗盤として使われていたそうです。

キリシタン墓碑4基と、水道管、甕、オリンピック聖火台など
右:表の右側に慶長8年12月22日、中央に干十字が刻まれてあり刻みは判読できない
左:干十字が今もくっきり残る
碑面が削り取られて手洗盤として使われていたキリシタン墓碑

最終訪問日:2024.11.16.

島原城 アクセス

 名称 島原城 
 住所 長崎県島原市城内1丁目1183-1
 TEL 0957-62-4766
 URL   https://shimabarajou.com/

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