隠れ切支丹の墓標「伴天連墓」
「大板山たたら製鉄遺跡」へ向かっていると、約4km程手前に、「隠れ切支丹の墓標『伴天連墓』」と、「隠れ切支丹の墓標『三位一体像』」という二つの案内表示を見かけたので、見に行きました。近くに「キリシタン祈念地 紫福の里」という場所もありましたが、今回は訪問せず。
山口県萩市紫福(しぶき)には、隠れキリシタンの遺物が点在しています。キリシタン弾圧により山口を追放された一部の宣教師たちが、人里離れた紫福の地で密かに信仰を続けた名残です。
今から向かう、「隠れ切支丹の墓標『伴天連墓』」の「伴天連(ばてれん)」とは、昔日本でキリスト教を布教した外国人宣教師のことです。
県道10号沿いに、「鉄心寺跡 100m/隠れ切支丹の墓標『伴天連墓』」の案内表示がありますが、矢印の方向には道が見えず。矢印が示す先は、この花菖蒲が咲く畑なんだけど・・・と思いながらよく見ると、畑の上に見える柵の内側は、人が通れるみたいじゃないか? でも、入口は柵が閉まってるんですよね。しかし、この道以外考えられない。
という訳で、柵の入り口を見てみると、紐で縛ってありますが、紐を解けば入れます。県道沿いにあんな立派な案内表示を立てておいて、入っちゃダメな事はないでしょう。
柵を開けて入ると、人が歩ける道があります。筍の匂いがすると思ったら、筍の皮が沢山落ちていました。掘って皮を捨てて行ったのでしょう。
小道を進むと、お墓らしき石塔とお堂が見えてきました。ここが、鉄心寺跡です。
案内板があり、その横の六角形の石憧が、伴天連墓です。宣教師のお墓と言われており、胸前で手を組んでお祈りをしている像が彫り込まれています。
六面に像が彫り込まれていますが、六面全てをチェックした訳ではないので、違うポーズの像もあるかも? 少なくとも全面三面は、お祈りポーズでした。
隠れ切支丹の墓標
《鉄心寺跡》室町時代、大友氏滅亡のあと戦乱の場となった山口から多くのキリスト教信者が紫福村へ逃れてきたという。
福栄村教育委員会
さらに江戸時代になると毛利の切支丹禁断政策により、信者はひっそりと、山里に隠れ住んだといわれる。
鉄心寺跡には、伴天連墓と呼ばれる六角形の石憧(せきとう)(石灯籠に似せて造った六角形の墓石)があり宣教師の墓と言われている。
お堂があり、中に入れましたので、こちらもお参りしてきました。中には、木製の仏像と、右手に安置されているのは良く見てこなかったので不明。仏さまは損傷して木目が見えています。視線がこちらを向いているようで、ちょっと怖い(-_-;)
最終訪問日:2024.06.12.
隠れ切支丹の墓標「伴天連墓」 アクセス
名称 | 隠れ切支丹の墓標「伴天連墓」 |
住所 | 山口県萩市紫福 |
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