長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館
「旧香港上海銀行長崎支店記念館」は、グラバー園に近く、「長崎市松が枝国際ターミナル」のすぐそばにある石造りの西洋風建築物で、国の重要文化財に指定されています。現在は「長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館」として活用され、2・3階は有料で「長崎近代交流史と孫文・梅屋庄吉ミュージアム」を併設しています。
香港上海銀行は、1865年に香港で設立され、その翌年の1866年(慶応2年)には横浜に日本支店を開設しました。長崎においては、開港して間もない幕末に代理店を置き、1892年(明治25年)に長崎支店を開設しました。この建物は、新社屋として1904年(明治37年)に下田菊太郎の設計により建設されました。1931年(昭和6年)に香港上海銀行長崎支店が閉鎖されると、警察署庁舎や長崎市歴史民俗資料館として利用されてきました。
典型的な西洋建築様式「ファサード建築」で建てられた石造3階建の建物で、明治から昭和初期に活躍した建築家・下田菊太郎が設計した中で唯一国内に現存する作品です。
1階は、銀行として使われていた当時の様子を伝える展示と、休憩等気軽に利用できる多目的ホールです。
2階は、「中国革命の父」と呼ばれる孫文と、長崎生まれの実業家で、香港で孫文と出会い、孫文の支持者となった梅屋庄吉、そして彼らの妻、宋慶齢(そうけいれい)と、梅屋トクに関する有料展示です。
明治37年(1904年)竣工の香港上海銀行長崎支店(写真中央)と、明治31年(1898年)開業の長崎ホテル(写真右側)です。長崎ホテルはベランダをつけた居留地スタイルで、居留地で最大規模のホテルとして開業し、ビリヤード台や電話など、当時の最新設備を備えていました。
写真左はウォーカー商会の事務所です。
前面の海岸には数々の小船(サンパン)などが停泊していました。
長崎港松が枝国際ターミナル入口の『孫文と梅屋庄吉・トク夫妻像』
「長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館」前の国道499号を渡った向かい側、「長崎港松が枝国際ターミナル」の入口付近に、『孫文と梅屋庄吉・トク夫妻像』が設置されています。
辛亥革命100周年を記念して、中国から長崎県へ、孫文と梅屋庄吉・トク夫妻の三人の全身像及びトクの胸像が贈呈され、三人の全身像はここ長崎市松が枝町に、トクの胸像は、トクの出身地である壱岐市に設置されたものです。
最終訪問日:2024.11.17.
長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館 アクセス
名称 | 長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館 |
住所 | 長崎県長崎市松が枝町4-27 |
TEL | 095-827-8746 |
URL | https://www.nmhc.jp/museum_hsb/index.html |
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