旧スティール・アカデミー(旧スチイル記念学校)　〖グラバー園〗

旧スティール・アカデミー（旧スチイル記念学校）は、東山手9番の英国領事館跡地に建てられ、明治20年(1887年)9月に開校しました。名称は、早世した息子を偲んで寄付を寄せた宣教師 W.H.スティールの名前に因んで付けられました。
スティール・アカデミーの呼び名は居留地内の呼び名で、長崎では東山(とうざん)学院と呼ばれ、英語教育などが行われました。
東山学院が昭和7年(1932年)に東京の明治学院に合併されると、長崎公教神学校、東陵中学校、海星学園校舎と変遷しました。現在の場所に移築されたのは、昭和49年(1974年)です。

館内では、旧スチイル記念学校の学校生活や、校長のアンソニー・ワルブォールドとその家族の写真が展示されています。また、グラバー園の謎に迫るパネル展示や、倉場富三郎の胸像などもあります。