日本二十六聖人記念館
日本二十六聖人記念館 は、日本二十六聖人殉教地である西坂公園に隣接して建てられた記念館です。入り口は、二十六聖人記念碑の裏側にあります。記念館と記念聖堂は共に、建築家・今井兼次氏の設計です。
記念館では、日本のキリスト教の歴史、キリシタン文化、二十六聖人をはじめとした殉教者のメッセージを紹介しています。2階には建築家今井氏が手がけた特別展示室「栄光の間」があります。建物は4階建てで、3階はホール、4階はキリシタン文庫・収蔵庫となっています。
慶長元年(1597年)2月5日、豊臣秀吉のキリシタン禁教令により、日本で初めてキリシタン26人がここ「西坂の丘」で処刑されました。
彼らは京都・大阪で捕らえられ、耳切り・市中引き回しの刑を受けた後、長崎まで歩かされました。そして西坂の丘で十字架に架けられ、槍で突かれて処刑されました。ここがキリストが十字架に架けられた「ゴルゴタの丘」に似ていることから、この地で処刑されることを願い出たと言われています。
西坂の丘では、この日本二十六聖人の殉教を皮切りに、その後も多くの殉教が行われました。
記念館の前には、聖ロレンゾ・ルイス像。聖ロレンゾ・ルイスは、日本二十六聖人の殉教より約40年後に殉教した、最初のフィリピン人殉教者です。様々な拷問を受けた後、穴吊りによって1637年9月29日に、この西坂の地で殉教しました。
教皇聖ヨハネ・パウロ二世により、1981年にマニラで列福され、1987年10月18日に列聖されました。
記念館の入口を入ると、ローマ教皇フランシスコのリアルな等身大パネルと、西坂公園を訪れたときに贈られた「教皇フランシスコ 西坂記念燭台」が飾られています。
ローマ教皇フランシスコは、2019年11月24日に長崎を訪れ、爆心地で平和のメッセージを発信した後、日本二十六聖人殉教地である西坂公園を訪れました。(教皇フランシスコは、2025年4月21日に逝去されました)
1階の展示室では、まず日本二十六聖人について詳しく紹介されている他、聖フランシスコ・ザビエルのポルトガル国王ヨハネ3世に宛てた手紙、天正少年使節の中浦ジュリアンの書簡、島原の乱の記録、マリア観音など、貴重な資料を展示しています。
【中浦ジュリアンの直筆書簡】中浦ジュリアンは、天正遣欧少年使節のひとりで、寛永10年(1633年)にここ西坂の丘で殉教しました。
【十字架に架けられた聖パウロ三木】聖パウロ三木は、イエズス会の伝道士です。日本では西坂での殉教を「日本二十六聖人の殉教」と呼ぶのが一般的ですが、西洋諸国では「聖パウロ三木と仲間たち」とも呼ばれています。
2階は建築家の今井氏が手掛けた「栄光の間」です。日本の殉教者の聖遺物と、カクレキリシタンのマリア観音が展示されています。
屋外には【小市ディエゴと朝鮮人福者カイヨ殉教顕彰碑】と【キリシタン墓碑】があります。
最終訪問日:2024.11.16.
日本二十六聖人記念館 アクセス
名称 | 日本二十六聖人記念館 |
住所 | 長崎県長崎市西坂町7-8 |
TEL | 095-822-6000 |
URL |
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